ラジオFMのメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

エアロスミス(Aerosmith)の2nd「Get Your Wings(邦題は飛べ!エアロスミス)」について

19980206

 1974年に発表されました「Get Your Wings」。一枚目が1973年「Aerosmith(邦題は野獣生誕)」ですが、日本ではファーストアルバムがリリースされていなかったので、「Get Your Wings」がデビュー作ということになっております。で、もうエアロスミスといったら今回ももう東京を筆頭にドームツアーをやるというビックネームになってしまったわけで、全世界的にも本当にすごいわけですけれども、当時は時代のよくわからないロックンロールバンドで結構こんな事態になるとは誰も予想しなかったんですが、基本的に日本における売れるハードロックのパターンというのは、ディープ・パープル(Deep Purple)の「ジョンジョコジョンジョコジョンジョコ」というパターンなんですが、このエアロスミスとレッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)に限って「ガッガガッガ」という基本的なロックンロールのリフで勝負するというそのなかで唯一というか唯二売れたそういうバンドです。その原点を確認する上でもこの74年の作品というのは重要だと思うんですけれども、まずはS.O.S. (TOO BAD)。



 エアロスミスといのは原点回帰的なロックンロールを本領としているバンドでありまして、どちらかというとスカスカ系、エコーがウヮーンという形で自分達の周りを取り囲まないこういうシンプルなロックンロールでこれだけのレコードセールスをあげるというのは日本の場合なかなかないんですけれども、そのなかにおいてエアロスミスというのは孤軍奮闘している感じがします。ただ、エアロスミスもだんだん巨大化するにつれてシンプルロックンロールから産業ロックンロールへとかわってきているというのもこれも時代の推移なのかなというところですけれども、やはり原点は確認していくということでTrain Kept A Rollin'。




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