音楽のおべんきょうφ(.. )メモメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

ジャニス・ジョプリン(Janis Lyn Joplin&Big Brother and The Holding Company)の「Live at Winterland 68」について

world rock now19980717

 いまさらジャニス・ジョプリンを説明するまでもないと思いますけれども、ロック史上最大のボーカリストだと私は思います。60年代活躍して、「Cheap Thrills」 というビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニーと一緒に作った作品から、Pearl など数枚のソロを発表してロック史上に偉大な足跡を残すアーティストなわけですが、68年のほぼ「Cheap Thrills」と同時期くらいのビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニーとのライブ演奏を集めたという作品が発表されました。で、ちょっと聞いてみてですね、ビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニーの音のあまりもの古さに私ちょっとたじろいでしまいまして、ちょっと勘弁だなぁと思ったんですが、ジャニス・ジョプリンが歌い始めた途端、世界は一変というか、もうこんなボーカリストはいないですね。彼女の歌が歌われているというそれだけで時間とかすべてのシチュエーションとか音とか全部を清算してしまって、あまりにも直接的に我々に届くこのようなボーカルというのは後にも先にもジャニス・ジョプリンだけかなと改めて感じたわけであります。それで是非紹介しようと思ってこの中から何曲かを紹介しようと思います。まずはジャニス・ジョプリンでDown On Me。




 このCDにはいろいろな女性シンガーがライナーノーツを書いているんですけど、その中でナンシー・ウィルソンの原稿が非常に良いので紹介します。「個人的な体験だけど、同じハイスクールにいた女の子達でひどい悩みを抱えていたり、明らかに問題のある家庭の育った子たちがみんなジャニスに傾倒していたことをよく覚えているの。思うに、ジャニスが女性達に苦痛をさらけ出すことを許したのよね。彼女が歌っていたのは、彼女の心の痛みから生まれたものばかりだったから。彼女の驚くべき才能も心の痛みがあったからこそよ。そして、ある意味ではそれが彼女を殺してしまったんだ。彼女については誤解されている部分が多いと思う。それにとても知的な人だったと思うわ。感情に知性がある。また、彼女からあふれ出てくるものは、シンガーとしての肉体が表現しえるものや彼女が伝えようとしていたものをほとんど超えてしまっていたわ。彼女は女性世界においてすべてのはみ出し者を代表する声なのよ。」全くその通りだと思いますね。ジャニス・ジョプリンでSummertime。

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