ラジオFMのメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

村八分「ライブ」について

world rock now19981016

 今回は日本のロックのレコードを取り上げようとおもいます。1973年5月5日京都大学の西部講堂で行われたライブをおさめた村八分の伝説的なライブアルバムであります。今から25年以上前日本にはこういうロックのグルーブがあったのだということを聞いていただきたいと思います。夢うつつ。


 本当に伝説的なバンドとして未だに語り継がれてるバンド村八分。レコードを通して残っているのは正式にはこのライブ一枚だけといってもよい状態なんですよね。彼らの作り出す空間、空気の密度は画期的だったといまでも僕は鮮烈に記憶しております。続いて水たまりというナンバーをきいていただくんですけれども、山口富士夫のあのギターも、チャー坊のボーカルもすばらしいし、そしてこの詞。

 皆さんも聞く機会のない音源だと思うので勢いにのってもう一曲いきたいとおもいます。村八分でぐにゃぐにゃ。



 村八分を選曲しているうちにだんだんはまってきてですね、どの曲も落とせなくなってなにがなんでもということで、今日はちょっとDJの時間が短かったわけですが、73年にこういう音があったということは衝撃的だしすばらしいことなんですが、ただこのすばらしさを彼らも維持することができなかったし、僕らもどうやってこれを応援してゆけばいいのか、あるいはマネジメントもどうキープしていいのかわからないまま結局再結成してもそれほどいい結果をまねくことなく、結局村八分から30年近くたてミッシェル・ガン・エレファントが30万枚40万枚売れるような状況、結局20何年という時間を日本のロックは必要としたんだなぁとあらためて思いました。過去を追憶してるだけじゃなくて、その間に学習したことを我々はよりクレバーに展開していかねければならないんだなぁと思ってしまいました。


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