ラジオFMのメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

オリジナルディキシーランドジャズバンド(Original Dixieland Jass Band)について

1、意義

 ・1901年ビクタートーキングカンパニーが最初の蓄音機を出して以来レコード産業はビックビジネスになっていく。当時のヒットはオペラ歌手のエンリコカルーソーやジョンフィリップスーザ率いる吹奏楽団のレコードであったが、ジャズはライブで楽しむものであると考えられていたのでまだレコーディングされていない。
 
 ・1917年ニューヨークのスタジオでオリジナルディキシーランドジャズバンドがジャズで初めてレコーディングをする。「Dixie Jass Band One Step」と「Livery Stable Blues」でありこのレコードは25万枚売れ大ヒットし、当時のレコード売り上げの新記録となった 。さらに、このレコードで初めてジャズに接したアメリカ人が多い。

2、来歴

 ・イタリア系の白人の五人組でニックラロッカがリーダーであった。靴職人の息子であったラロッカは働き者で、型破りで野心にあふれた人物であった。ラロッカの父親はジャズ嫌いであったため、彼は屋外のトイレに隠れて独学でコルネットの演奏法を覚えた。

 ・1917年ニューヨークのスタジオでジャズで初めてレコーディングをして大ヒットする。その後、バンドはジャズの創始者という看板を掲げてイギリスツアーをし、センセーションを巻き起こした。

 ・しかしバンドは、トロンボーンのエディーエドワーズが陸軍に徴兵、ピアニストのヘンリーラガスがインフルエンザで死亡、クラリネットのラリーシールズがツアーに疲れて脱退、リーダーの二ックラロッカも神経衰弱となり、崩壊してゆく。ニックラロッカはミュージシャンを辞めて建築関係の仕事をはじめる。

 ・ニックラロッカはジャズの歴史に大きな軌跡を残したが、ジャズは白人がつくったものだと主張して黒人の役割を認めなかった。

3、演奏

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