音楽のおべんきょうφ(.. )メモメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

クラッシュ(The Clash)の「 Combat Rock」について

world rock now19980522

 クラッシュの後期の傑作です。そのなかからまず一曲いいてください。Rock the Casbah。



 クラッシュというのは言うまでもなくセックスピストルズとならぶパンクシーンを代表するバンドであったわけであって、性急なロックンロールと政治的なメッセージが多くの人に共感を与えたわけであります。ただ、だんだん音楽的な性向を変えて行き、サンダニスタではレゲエやダブの影響を、コンバットロックに至ってはアメリカの黒人音楽の影響を強くうけたサウンドになっていて、当時私は大ファンでしたけどなんか裏切られた感がしました。しかし、今振り返ってみるとパンクバンドがダンスミュージックにいったということは時代的な必然性のなかでの変化であったんですね。その辺を誰よりも早くとらえていたんだけれども、時代がついていかなかった悲劇というのがクラッシュの作品の中にはあったのかもしれません。額面どおりにちゃんと評価されなかった不幸なアルバムかもしれません。その時代を先取りしていたナンバーをきいてください。Overpowered by Funk。



 クラッシュを聞いて思ったんですけど、その後の90年代を予感させる音作りをしていて、明らかにクラッシュにしてもセックスピストルズ解散後のジョンライドンのパブリック・イメージ・リミテッド(Public Image Ltd)にしても、正しいポップミュージックの方向性を歩んでいたんですけれど早すぎちゃって時代がおいついてこなかったという、例えばクラッシュのミックジョーンズがビッグ・オーディオ・ダイナマイトを作って正しい方向へいったんだけれど、今度は時代が追いついたときにはビッグ・オーディオ・ダイナマイト(Big Audio Dynamite)は古くなっちゃっているという、こういう時代とのズレというかタイミングの悪さというのは悲劇ですよね。



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