ラジオFMのメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

ジャパン (Japan)「錻力の太鼓(Tin Drum)」について

world rock now19990409 

 この作品はジャパンの最高傑作にしてラストアルバムということで伝説化されている作品なんですが、これはレコーディングしている最中に「もうお前ら売れないのでこれが最後」といわれて、それならヤケクソで作ってやれっていって作って解散したらやたら評価が高くてシングルヒットまで出てしまったという実に皮肉さ作品なんですがいいんですよ。Visions Of China。



 もともとジャパンというのはですね、デビュー当時はルックス先行型のビジュアルなバンドとして認知されまして、彼らの音のアプローチも軟弱なグラムでそれにハードロックがはいっていてわけがわからないという状況だったんですけれども、徐々に自分達の方向性を絞り込みまして、この作品でやりたいことを全部やったらこういういい作品ができたという、もともと才能のあるミュージシャンだったのに時代とのマッチングがうまくゆかず結局最後でこういうことになってしまったという本当に皮肉な存在のバンドであります。ただ選曲してみてつくづく思ったのですが、日本のビジュアル系バンドって原点はみんなジャパンですね。ボーカルのスタイル、メロディーの作り方、化粧、佇まい、美意識、結局のビジュアル系バンドに最も影響を与えたのはこれだという感想をもちました。続いては彼らの最大のシングルヒットナンバーで全英の5位まで駆け上ったナンバーであります。ghost。




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