ラジオFMのメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

カンザスシティージャズについて

今回は「JAZZ」の第六回「カンザスシティー」からカンザスシティーについてまとめます。

1、カンザスシティーとは

 ・19世紀末にニューオリンズ、1920年代のシカゴと同じように、1930年代、カンザスシティーには若く才能のある黒人ミュージシャンが集まり新しくエキサイティングなスイングに満ち溢れていた。これを可能にしたのが、この街のボス、トムフェンダーガストであった。彼は政治家でもありギャングのボスでもあった。

2、スイングの功罪

 ・1930年代後半スイングジャズは全盛期であった。当時の音楽産業の利益の70%をスイングジャズが占め、中には週に1万5000ドル稼ぐバンドリーダーもいた。しかし、スイングの巨大産業化はビジネス最優先の風潮を招き、個人の感情表現を含むジャズ本来の芸術性は次第にそこなわれていった。多くのミュージシャンは毎晩同じようなレパートリーを同じように演奏することを求められ、自分自身の表現ができないことに苛立ちを感じていた。

 ・このような中でアメリカ中部の街(テキサス、ミズーリ、オクラホマ)で新たなスイングジャズが生まれた。ブルース色の強い力強いサウンドはカッティングコンテストというプレイヤー同士の腕比べの中で磨きぬかれていった。この新たな音楽を集大成し全米に広めた男、スイングをそのルーツと立ち返らせた男がカウントベイシーである。

3、カンザスシティージャズの特徴

 ・心躍るビート

 ・リードセクションとブラスセクションのシンコペーションのきいたやりとり(これはコール&レスポンスに通じるものである)

 ・サックスの音色

 ・商業化したスイングと違ってヘッドアレンジと呼ばれる口頭の打ち合わせだけで演奏が進められた。よって、曲の構成や細かなアレンジが楽譜に書きとどめられることは稀で、ミュージシャンはごくシンプルな約束事だけで一晩中演奏を続けた。

 ・カンサスシティーは様々な地域のミュージシャンが集まったが彼らの共通言語はブルースであったのでブルースの強い影響がある

4、ミュージシャン

 ・レスターヤング

 ・ホットリップスペイジ

 ・スイーツエディソン

 ・ジョージョーンズ

 ・メアリールーウィリアムス

 ・ジェイ・マックシャン

 ・カウントベイシー

5、演奏

 

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