今回はフォークソングの歴史をまとめました。アメリカはウィキペディアを、日本は、「なぎら健壱のフォーク理論」と「なぎら健壱のフォーク講座」を参考にしました。
1、アメリカでのフォーク
(1)、発生
・フォークという言葉は元来は民謡を指す。 1940年代以降のアメリカで、プロの作曲家が作った曲ではなく、民衆の間に昔から親しまれていた民謡を演奏するプロ・ミュージシャンの動きが台頭した。 やがてこれらのミュージシャンは民謡に影響を受けたオリジナル曲も歌うようになる。 生活苦などをテーマにした民謡に影響を受けた彼らは、人種差別反対、戦争反対などの社会的なメッセージを込めた曲を多く発表した。 演奏形態は、バンジョー、アコースティックギター、ウッド・ベースという楽器編成 。
<代表的ミュージシャン>
・キングストン・トリオ(代表曲はTom Dooley)
・ピーター・ポール&マリー
・ボブ・ディラン
・ハイウェイメン(代表曲は漕げよマイケル)
・ブラザーズ・フォア
・ニュー・クリスティ・ミンストレルズ(代表曲はグリーングリーン)
(2)、フォークロック
・1964年のビートルズのアメリカ上陸に影響を受け、エレクトリックギター、エレクトリックベース、ドラムスというロックの楽器編成(但し、アコースティックギターを併用する場合も多い)で演奏するようになった。これをフォークロックと呼ぶ。
<代表的ミュージシャン>
・ボブディラン
「ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム」や「追憶のハイウェイ」や「ブロンド・オン・ブロンド」の頃
・ロジャーマッギン(元バーズ)
・ジーン・クラーク(元バーズ)
2、第一次フォークブーム(昭和38年代から)
(1)、意義
・日本にアメリカのフォークが伝わってキャンパスファークとかカレッジフォークと呼ばれたいた
(2)、特徴
・おぼっちゃんおじょうちゃんの音楽、
・いい大学の大学生がやっている、
・精神的なものはない
(3)、代表的なミュージシャン
・森山良子
・マイク真木
・ザ・ブロード・サイド・フォー
2、第二次フォークブーム(昭和43年から)
(1)、意義
・アングラフォーク
・プロテストソングの時代
・作詞作曲のプロがつくった曲をうたうのはフォークとはいえない
(2)、代表的レーベル
①、URC(アングラレコードクラブ)
・関西のレーベル
・高石ともやを中心に会員制のURC(アングラレコードクラブ)ができる
・既成のレコード会社ではできないものを発表
<代表的ミュージシャン>
・岡林信康
・五つの赤い風船
・高田渡
・斉藤哲夫
・遠藤賢司
・友部正人
・シバ
・武蔵野たんぽぽ団
・加川良
・三上寛
②、エレックレコード
・西のURCに対抗して東ではエレックレコードができる
<代表的なミュージシャン>
・吉田拓郎
→しかし、エレックが印税を払わないので拓郎はやめる。
エレックは変わりのスターとして
・泉谷しげる
・古井戸
・海援隊
・富田一郎
・生田敬太郎
3、第三次フォークブーム(昭和45年頃から)
(1)、意義
・大手レコード会社の参入
・今までは素人がつくったものだと馬鹿にしていたがフォークが儲かるのではないかとおもって参入
・オーディションをたくさんひらく
・プロテストよりも青春歌謡のほうが売れる
(2)、代表的レーベル
①、ベルウッド
・キングレコードのなかのレーベル
<代表的ミュージシャン>
・あがた森魚
・高田渡もうつる
・西岡恭蔵
・小室等
・いとうたかお
②、ソウルフィット
・ビクターのなかのレーベル
<代表的ミュージシャン>
・チェリッシュ
・黒い川
・アルフィー