音楽のおべんきょうφ(.. )メモメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

グリーン・デイ(Green Day)の7th「アメリカン・イディオット(American Idiot)」の世界観(6) Homecoming

world rock now 20041008

 父親の死という非常に重いモチーフを使って、青春の終わり、イノセントの終わりというのが歌われているわけであります。主人公ジーザス・オブ・サバービア(Jesus of Suburbia)はセイント・ジミー(St.Jimmy)という別人格を得、そして名もない女という恋人を得、そして現実と戦い、それなりの成果を得ながら、でも戦ってる自分に違和感を覚え、父親の死や夏が終わってしまうという感慨を持ち、そしてひとつの結論に至るわけであります。それがある意味このアルバムのエンディングナンバーHomecomingというナンバーで、まず一曲目にThe Death of St. Jimmy、つまりセイント・ジミーの死というのが歌われます。

 心臓がドクドクと音を立て 
 俺はひとりでここに立つ
 家に帰れることになったら電話をくれ
 また1年無駄に足早に過ぎて行く 
 無駄な夜その繰り返し
 君は生き方を教えてくれた 
 あの侮辱の町で君が雨に夢を失った場所で
 希望の兆しなんてどこにもない 
 麻薬の茎と種しかない
 だけどそこに眩しい光が
 セイント・ジミーが夜閃光の輝く
 才能と信頼をもたらすごとく
 欲望の街を繋ぎとめる
 お前の名前は何て言うんだ
 何が楽しくて何が苦しい
 夢ばかり見てないか
 支えが必要なんじやないか
 この苦痛の洪水の中で
 セイント・ジミーが恥ずかしげもなくやって来る
 俺達もう終りだと言う
 だが俺達はもう昔とは違う
 責めるべきはおふくろとオヤジ
 だからその日ジミーは死んだ
 湾岸に脳みそをぶっ放したんだ
 俺の中ではそれは密かな自殺行為

 つまり、ジーザス・オブ・サバービアである主人公は、別人格セイント・ジミーを得て、現実と戦い、でもその戦い方に限界があることを知り、自分の中のセイント・ジミーを殺すわけですね。そして彼はWe are comeing home again、つまりもう一度家に帰ろうとするわけですね。

 コントロールは再び失われ コンビニから崩壌の恐怖へ
 俺は爆弾を入れた手紙でこの愛を送る
 だから地獄の俺に面会に来てくれ
 でも我が家に帰るのは俺達なんだ
 我が家に帰る 
 我が家に帰る
 俺は走り出す 
 地面に足が触れたとたんにこの荒んだ街に帰ってきた
 俺とお前にとっては華やかな我が家
 我が家に帰る
 誰も君なんか好きじゃない
 だから君を置き去りに 君だけが仲間はずれに

 つまり彼は家に帰ることを決意するという、そしてセイント・ジミーを殺す、そういう最後のストーリーが歌われます。


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