音楽のおべんきょうφ(.. )メモメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

トゥー・ギャランツ( Two Gallants )に学ぶ今のラジカルなロックバンドの特徴とは?

world rock now 20060303

 もともと2004年にアメリカではデビューアルバムが発売されているんですが、日本でのデビューはこの新作になるわけでございまして、そのアルバムを紹介したいと思います。ギターボーカル1人、ドラム1人という非常にユニークな編成で2人でやっております。Steady Rollin'。


 いいバンドが出てきてという感じで私もかなりうれしいんですけれども、サンフランシスコ出身の20代中盤の二人組みなんですけれども、トゥー・ギャランツ( Two Gallants )というグループ名は当時二人が読んでいたジェイムズ・ジョイスの『ダブリン市民』からとったということで、そういう音楽好きの文学青年の二人が、元々はベースも探していたらしいんですけれども、いい人がいなかったから二人でやってしまおうという非常に変則的にやったようでございます。ここからすぐに思い浮かぶ名前は僕はボブ・ディランですけれども、本人達はあまりフォークやブルースにルーツがあるという感じではなくて、当然のことグランジの影響を受けた世代なんでグランジの影響はあるかもしれないけど後はなぁみたいな感じで、ドラマーはジョン・コルトレーンのドラマーのエルビン・ジョーンズやマックス・ローチの影響を受けているんだよと言うことで、特にフォーク的なあるいはブルース的なミュージックの影響があるという感じではなくて、いろいろな音楽がアメリカの音楽シーンの中で耳に入ってそれをアウトプットするとうそういう感じだと思います。まだ原石な感じですけれども期待できそうだなぁという感じがしますね。Las Cruces Jail。


 ホワイトストライプスにも共通することなんですけれども、今の新しいラジカルなロックというのは何かが欠けている、バンドというのはドラムがいてベースがいてギターがいてボーカルがいて、それにキーボードがプラスアルファになったりという構造で、例えばドラム抜きとか、ベース抜きとか、ギター抜きとかそういうのはかなりフリーキーなスタイルだと認識されているんですけれども、わりとそこをシンプルにやってしまう。そういう所で逆にラジカルになるという面白い傾向があるんですけれども、それと同時にすごくシンプルで、昔はすごくインプロヴィゼーション(即興)が長かったり、あるいはすごいアバンギャルドなメロディーを壊したり、リズムをめちゃくちゃにしたりとか、あるいはすごい電気楽器のノイズをやったりとかそういうことにおいて表現の前衛性を競った時代があったし、今もそういう傾向があるバンドもありますが、今はもっともっとシンプルにしていくことによって音楽がラジカルになるという傾向がロック全般の中にあって、そして、それを論理的ではなくて自分達自身の皮膚感覚で感じ取ったバンドが出てきてこういう音楽をやるのは面白いなという感じがします。Long Summer Day。

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