音楽のおべんきょうφ(.. )メモメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

ロキシー・ミュージック (Roxy Music)の3rd「Stranded」

world rock now 20061006

 今回とりあげますのは1973年、セカンドアルバムFor Your Pleasureと同じ年に発表されましたStrandedという彼らのサードアルバムです。For Your Pleasureは非常にポップな魅力と大昔の作品であるにもかかわらず斬新な音作りやメロディーライン、世界観がすばらしかったと思うんですが、そのときにバンドの思想的なあるいはビジュアル的な中心に、ブライアン・フェリーとブライアン・イーノという二人の天才がいたわけでありますけれども、ブライアン・イーノがセカンドアルバムで脱退して、この作品はブライアン・フェリーが一人で作っております。特徴的なのは、この作品においてブライアン・フェリーのもっている落ちぶれていくヨーロッパというか廃れていくものへの美学というか、ロックの中で疲労感、もともとロックというのは攻撃的であったり破壊的であるのが魅力であったわけでありますけれども、ここでブライアン・フェリーはロックの中に疲れているとか、腐っていくとか、壊れていくとか、滅びていくとかそういうものの中の美しさみたいなものを表現していく、それは非常に斬新な世界観だと思うし、それを的確に表現していくのは難しいわけですけれども、ポップミュージックの中に表現しきった作品がこの作品になります。たくさんのいい曲があるんですが、ここは大胆に最後の二曲。Mother of PearlとSunsetを、二曲続けると13分なんですが、ロキシー・ミュージックがこの時代どういうものを表現して、33年前にロックの中に滅びていく、なくなっていく、腐っていくようなものをどう美しさとして、あるいはエモーションとして表現していくのかということにトライして、僕は大成功したと思うんですが、すばらしいナンバーを聞いてください。

 

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