音楽のおべんきょうφ(.. )メモメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

ソフト・マシーン(Soft Machine)の4th「Fourth」

world rock now 20061215

 まったく個人的なストーリーを話させていただきますと、私は音楽評論家としてデビューして雑誌に原稿を書いてレコード会社からはじめてレコードのライナーノーツをを書いてみないかと言われて、はじめてレコードの解説を書いたのがこの作品だったわけですね。個人的には非常に思い入れがある作品なんですけれども、これは1971年で35年前の作品になります。ソフトマシーンはロバート・ワイアットが中心となって作られたイギリスのアバンギャルドでジャズや現代音楽などいろいろな音楽的な要素を取り入れて作られた非常にユニークなバンドだったんですけれども、この四枚目になると非常にジャズロック風というか、既存のジャズロックみたいなブラスが入っていればいいよというどころか、もっともっと本格的にフリージャズの要素を取り入れて、当時はヒュー・ホッパーが実質的にこのバンドの主導権を握っていたんですけれども、彼の世界観によって作られてこの当時モダンな作品だったわけでございます。今聞いても新鮮だと思います。でもちょっとのどごしの悪い作品なんで途中で寝たりしないように、5分10秒の作品でございますからしっかり聞いていただきたいと思います。Virtually Part 1。

 

 非常にジャズテイストな感じがしますけれども、僕はロックな構造をこの当時のソフトマシーンは持っていたと思います。僕はいわゆるジャズのインプロヴィゼーションに思想的に疑問を持っている人間なんですけれども、ここでは抑制された構成、きっちりとしたフォーマットの中における自由度が非常にロック的な感じがしてヒュー・ホッパーのこの時期の作品は面白いんですが、ただリーダーのロバート・ワイアットはこの方向性が胸糞悪いって言ってやめちゃうんですけど、一説によるとクビになったという話もあるんですが、この当時の微妙な緊張感がこの作品には漂っていて、続いてはVirtually Part 4を聞くんですけれども、ここで聞けるある意味エレクトロニカなテイストというのは今のモダンなロックにも共通する、まさに35年前にその予感がここにはあるんではないかという意味でも新鮮なのではないのでしょうか。Virtually Part 4。

 

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