音楽のおべんきょうφ(.. )メモメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)の13th「I Want You」

world rock now 20070413
 
 マーヴィン・ゲイだとWhat's Going OnとかLet's Get It Onとかそういう作品が非常に有名ですが、このI Want Youが彼の代表作として語られる機会はそんなに多くないと思います。もともとこれはレオン・ウェアー(Leon Ware)の作品を、生々しいレーベル内の事情によって引き受けて、これを歌って自分の作品として発表した作品なんで、変わっているといえば変わっているんですけれども、僕はすごい好きな作品で、確かにこの作品には楽曲はマーヴィン・ゲイの曲は少なくてレオン・ウェアーの作品が多いですけれども、明らかにこれはマーヴィン・ゲイの作品と僕はいえるんじゃないかなぁと思います。ニューソウルムーブメントというのがあって、ソウルミュージックが非常に洗練された音楽として新しい革命的な変化をとげた時期があるわけです。これが70年代なんですけれども、このI Want Youが発表されたのは1976年です。What's Going Onというのはその革命の先頭を走っていた作品で、この革命を担ったのがマーヴィン・ゲイであり、スティービー・ワンダーであり、ノーマン・ホイットフィールドというプロデューサーであったりしたんですが、その革命が終わりそこで作り上げられた方法論がポップミュージックの中に定着して、それの最高の担い手としてのマーヴィン・ゲイの技術がこの作品では発揮されているという、マーヴィン・ゲイが好きな人は絶対このアルバムが好きだという自信があるんですけれども、ソウルファン・音楽ファンならば誰もが愛してやまない作品だと思います。I Want You。



 この時代は当然アナログ盤なわけです。A面とB面があるんですが、A面が終わりB面にひっくり返しますともういっぺんI Want Youが出てきます。これがすごいんですけれども、はじまるといきなりフェイドアウトしていくという。この技があったかと。実はインタールード的にI Want Youが3回でてきて、今のヒップホップでは当たり前になっているインタールードという手法もこの辺でできたんじゃないかなぁという気がします。そしてAll the Way Roundという、これも彼自身の曲ではないんですけれども、これがまた最高のナンバーでございまして、このI Want YouのインタールードからAll the Way Roundへ続くこの部分はポップミュージック何万曲作られたか分かりませんけれども、その中でも快感の頂点に位置づけられるもので、同じことをライナーノーツで泉山さんというソウルミュージックの評論家の方も書かれていてみんな思いは同じなんだなぁと思いました。


Comment

コメントする

名前
URL
 
  絵文字
 
 
記事検索
スポンサーサイト
スポンサーサイト
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

音楽のおべんきょうφ(.. )メモメモ