音楽のおべんきょうφ(.. )メモメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

レズ・ツェッペリン(Lez Zeppelin)に学ぶレッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)はインストバンドである説

world rock now 20080718

 レズ・ツェッペリンで。Kashmir

 

 女性のみ四人組のレッド・ツェッペリンのカバーバンドでございます。いろいろなところで噂を聞いて、フェスでも盛り上がってるぞみたいなニュースも流れてきて知ってはいたんですけれども、まず女だけでツェッペリンのカバーバンドをやっている、そしてグループ名がレズ・ツェッペリンというこのなめきった態度。ろくなものじゃないんだろうなぁという私は先入観がありましてちょっと距離感を持っていたんですが、聞いていただいてもわかりますよにかなり面白いです。かなり本格的でございます。かなり完コピに近い形でツェッペリンを再現しております。笑っていたんですが、アルバムを聞くと笑ってばかりもいられないぞ、くらいのところまでこのバンドはきていまして、おおむねツェッペリンのカバーばかりをやっているんですけれども、2曲オリジナル曲があるんですよ。このオリジナルが笑えるというか洒落になっていないというか感心したというか、ここではその中の一曲On the Rocksというナンバーを聞くんですけれども、これがインストです。これだけでツェッペリン理解の深さを私は非常に感じましたね。まずは聞いてください。

 ツェッペリン評論家の渋谷陽一として断言をしてしまうと、ツェッペリンってインストバンドなんですよね。こんなこといったらロバート・プラントにぶっ殺されてしまいますけれども、その本質を非常によく理解していると思います。ですから、ツェッペリンの楽曲って全部こういう形でできるわけですよ。オケで。そして、はい、ロバート・プラントさんどうぞといってここにロバート・プラントがアーとかウーとかをつけて曲が作られるんです。ロバート・プラントのボーカルも一種のインストとして機能してしまう、所謂歌というのが楽器に近いニュアンスで演奏されてゆくという、そのツェッペリンの音楽的な構造を非常によく理解して、それを自分達のオリジナルで実現してるこのレズ・ツェッペリンはかなりすごいぞと思いましたね。そこまで理屈で理解しているのかどうかは分からないですけれども、自分達でカバーをこれだけ正確にやっていくうちに、なんとなくツェッペリンの持つ音楽的構造に気づき、オリジナルでやってみたらこういうような楽曲になってしまったという。2003年に結成されたみたいなので5年くらいやっているわけでありますけれども、その中であまりにも完コピをやりすぎたために自分達が学習してしまったツェッペリンの本質みたいなものがこのオリジナルに反映されている感じがしました。みなさんもこのインストを聞きながらロバート・プラントになってメロを歌ってみましょう、そうするとツェッペリンの新曲ができるかもしれません。
 

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