今回はBBC製作の「DANING in the Street」の「Planet rock」より、テクノについてまとめます。
1、デトロイト・テクノ
・ミシガン州のデトロイトではテクノポップが大きな発展をとげた。電子楽器を使って執拗にダンスビートを反復するこの音楽は特にクラブで大好評であった。その中心人物の一人がデリック・メイである。しかし、先進的なテクノサウンドはアメリカの音楽業界からはほとんど無視されていた。それをいち早く評価してとりいれたのがニュー・オーダーなどのイギリスのグループであった。
2、シカゴ・ハウス
・デリック・メイが作るような音楽はFMにかかることはほとんどなく、アーティストの名前もほとんど知られることはない。彼らの音楽を聞くには街の小さなクラブに足を運ぶ必要がある。シカゴには、テクノサウンドを聞かせてくれるアンダーグラウンドなクラブがたくさん存在している。こうしたクラブから、テクノよりもメロディーを重視したハウスミュージックが生まれた。フランキー・ナックルズはその中心的な人物として活躍していた。
3、Soul II Soul
・1989年、イギリスのクラブから登場したSoul II Soulは、ハウスのレゲエやファンクをミックスしたサウンドで大人気を獲得し、アメリカとイギリスの両方でナンバーワンヒットとなった。Soul II SoulBack To Life
4、アンビエント
(1)、The Orb
・1980年代にはさまざまなサウンドが生み出されていった。しかし、なおも完璧なビートを追求しようという者達がいた。1990年代目前になると1980年代の音楽的な実験をまとめあげるかのようにサンプリングのあらゆるテクニックを駆使してさらに音楽の常識に挑戦しようとするバンドが生まれる。そうしたバンドの一つがThe Orbであった。The Orbは三枚のプラチナアルバムを世に送り出した。
(2)、セカンド・サマー・オブ・ラブ (The Second Summer Of Love)
・1980年代から1990年代初頭にかけてセカンド・サマー・オブ・ラブという運動がおこった。これは、何千もの人が車を連ねて旅をし、一箇所に集まって夜を踊りあかすものである。1960年代のヒッピームーブメントに似ているが、バックで流れる音楽が違っている。