音楽のおべんきょうφ(.. )メモメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

オーネット・コールマン(Ornette Coleman)について

 今回は「JAZZ」の第十一回「4人の巨人たち 」からオーネット・コールマンについてまとめます。

1、意義

 ・今までのジャズはリズム、コード、ハーモニーといった一定の規則に基づいて演奏を行い、その中で独自の表現を確立していった。そのすべてを拒否してジャズはもっと自由でなければならないと宣言したのが、オーネット・コールマンである。さらに、コールマンの音楽はジャズに新鮮なインスピレーションを与えるとともに、ジャズとは何かという根本的な問いを発した音楽でもある。

 

2、フリージャズの誕生

 (1)、フリージャズの試み

  ・コールマンはロスアンジェルスの小さなガレージで、ドン・チェリー、ビリー・ヒギンズ、チャーリー・ヘイデンなど彼と同じ考えを持つミュージシャンとセッションを続けた。このジャズの既成概念を破る演奏は次第に大きな注目を浴びるようになる。

 (2)、ニューヨークへ

  ・1959年11月、コールマンのカルテットはジャズの中心地ニューヨークへ乗り込み、先進的なミュージシャンが出演するファイブスポットで演奏をした。ウィルバー・ウェア、チャールズ・ミンガス、ポール・チェンバース、パーシー・ヒースなどニューヨーク最高のジャズミュージシャンやレナード・バーンスタインのようなクラシック系の人たちまでが見に来ていた。彼らは週六日で四ヶ月ほど演奏したが、毎晩店は満員であった。

 

 (3)、「Free Jazz」リリース

  ・1961年、コールマンは「Free Jazz」というタイトルのアルバムを発表した。このアルバムはFree Jazzという曲一曲だけがレコードの両面をしめるアルバムである。このアルバムはジャズという音楽の定義について、果てしない論争を巻き起こした。

 

3、フリージャズの評価

 (1)、肯定的な評価

  ・クラシックの巨匠レナード・バーンスタインはコールマンを天才だと絶賛し、ジョン・コルトレーンもコールマンを高く評価して時々セッションを行った。ベーシストのチャーリー・ヘイデンは「本当に優れたミュージシャンとは、枠にとらわれないミュージシャンのことであると信じている。例えば、コールマン・ホーキンスやセロニアス・モンクやバド・パウエルの即興演奏をきくと、彼らはある一線を越えたところに立っていたのがわかる。とても自由で、とても深く、そして自分の命をかけたレベルで演奏していた。フリージャズもそれをやった。」とする。

 (2)、否定的な評価

  ①、ミュージシャンの意見

   ・トランペッッターのロイ・エルドリッチは「酔っ払って聞こうがシラフで聞こうがヤツの音楽は理解できない。」と評し、またマイルス・デイビスも「グチャグチャ混乱しているだけだ。」と否定的であった。

  ②、評論家の意見

   ・作家のアルバート・マリーは「すべての芸術は必ず一定の形式を備えるもので、それがなくなればただの混乱と無秩序に陥る。ジャズも同じで、ジャズの自由とは形式がないということではなく、ただ好き勝手にやればいいというものでもない。」とする。

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