音楽のおべんきょうφ(.. )メモメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

フィル・セルウェイ(Phil Selway)に学ぶ、ドラマーが曲を書くことは犯罪にも近い行為である説

20100903

 かのレディオヘッドの名ドラマーフィル・セルウェイの新作でございます。なんと彼がソロアルバムを発表しました。まずは一曲、アルバムのオープニングナンバーなのですが聴いてください。By Some Miracle。

 

 びっくりですよね。こんなにすごい曲を書くとは夢にも思っていませんでした。「レディへのドラマーのソロか。とりあえず聞いてみて一曲オンエアーできたらいいかな」くらいの感じでしたが、これがどの曲もよくてビックリですね。このフィル・セルウェイ自身が自分がソロを作るというのをバンドのリハーサルの時にチラッと言った時の感想を述べているんですが、

 「一介のドラマーでしかない僕がリハーサルスタジオに入っていきなり、実は曲を書いたんだけでど、って切り出したんだ。犯罪にも等しい行為だよね。」

 正直な気持ちなんじゃないかなと思います。デイブ・グロールという化け物みたいな人はいますけれども、あんまりドラマーが曲を書いてそれを歌ってソロで発表するっていう例はなくて、どちらかというとインストという連想があるんですけれども、彼は自分自身でメロを書いてちゃんと自分自身で歌うというトータルなシンガーソングライターとしての自分自身のソロというものをきっちり打ち出して、驚くべきクオリティーの作品をつくりました。Beyond Reason。

 

 もうレディヘッドのアルバムに入っていても全然不思議ではないすごいクオリティーで、トム・ヨークと拮抗するだけのソングライティングの才能とポテンシャルを感じさせるナンバーでございます。これだけかければソロをやりたいと思うわなぁと思うんですけれども、このソロアルバムを作った彼自身の動機は、

 「総理大臣と同い年なので、もたもたしている場合じゃない。なんとかしなきゃいけないと思ったんだ。」

 と彼自身は語っているんですけれども、イギリスで新しい43歳の首相が登場したので、彼も43歳なわけですけれども、これだけ曲が書けるから何時かと思っていてその何時かが来なかったらいけないんじゃないかという所で作った作品のようです。レディヘッドのファンも一種のカンパみたいなものかなぁということで買うのではなくて、本当に感情移入してちゃんと楽しめることができる作品だと思います。A Simple Life。

 

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