ラジオFMのメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

ケイティ・ペリー(Katy Perry)に学ぶ、アメリカのアイドルポップはシンガソングライターが選ぶ表現の一形態である説

20100903

 ケイティ・ペリーはもはや日本でも大ヒット中でいろいろなところでオンエアーされているアルバムではありますが、ここでもみなさんに紹介したいと思います。Teenage Dream。



 もういろいろなところでかかっているナンバーですので、みなさんもお聞きしことがあるかもしれません。ケイティ・ペリーは言うまでもなくいまや時の人で、全世界的に、そして日本でも注目を浴び、CDも売れております。外見的な印象からアイドル歌手みたいなイメージがあるんですが、ケイティ・ペリーにしろレディ・ガガ(Lady Gaga)にしろ、それから一連のこの手の肌を露出しながらルックスがよくアイドル的な佇まいで歌を歌っている人たちがいるんですけれども、でも彼女達は実は非常に優秀なシンガーソングライターなんですよね。ケイティ・ペリーも全曲書いていますし、メッセージ性もありますし、楽曲のクオリティーもものすごく高くて、どの曲もメロディーとして優れていています。昔の僕らのイメージからするとアイドルっていうのは作られていて、かわいくて、それなりに歌が歌えるから、こういう楽曲を与えてこういう風にやればいいんだよみたいな、日本では未だにそういう風な産業が成立していますけれども、でも現実的なレディ・ガガやケイティ・ペリーのあり方というのは、必然として、つまり表現をするのにヘヴィメタルを選ぶ、ヒップホップを選ぶということと同じように、所謂アイドル的なポップミュージックを選ぶ形で自分の表現スタイルを選んでいて、これが自分達の歌を多くの人にシリアスに正確に伝える、そのパッケージが一種のアイドルポップなんだなぁということが改めて思うんですよね。いまさらそんなことを言っても、アメリカあたりでは当たり前の現象なのかもしれませんけれども、所謂アイドルポップ的なものが一つの表現ジャンルとして、すごくシリアスなものとしてシンガーソングライターの選択の一つになっているということは、改めて思いました。ケイティ・ペリーのソングライターとしての実力を感じさせる曲をもう一曲聞いてください。The One That Got Away。




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