ラジオFMのメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

ニール・ヤング(Neil Young)、ギターと歌とダニエル・ラノワ(Daniel Lanois)の音響のみでエモーショナルなロックアルバムを作る

20101119

 二ール・ヤングの新作「Le Noise」という本当にすばらしい作品なんですけれども、今回の二ール・ヤングの作品はプロデューサーにダニエル・ラノワ(Daniel Lanois)という、非常にスタジオでの音響的な音作りがうまい人を迎えて、なんと二ール・ヤングは自分のギターと歌のみで音を作っております。なぜそのような音作りをしたのかは二ール・ヤング自身の言葉を待たなければいけないんですけれども、僕自身はロックの直接性、彼自身のエモーションをダイレクトに伝える、激しいロックをきっちりと演奏したい、そういう思いがこのスタイルを選ばせたのではなかろうかと思います。まず、Sign of Loveという、これは本当に美しいラブソングで、彼の年齢だからこそ書けるすばらしいシンプルでこれ以上になるラブソングを聴いていただこうと思います。Sign of Love。



 このすごいアルバムの中でも本当にすごい曲、Love and Warという曲を続いて聞きたいと思います。歌詞が本当にシンプルで、誰でも分かる言葉で、でもここまで深いことを言うことができる。そして、ロックのすごい直接性がある。でも、メロディーはこんなに美しい。そして、音はこんなに激しい。すごい曲だと思います。



 この「Le Noise」という作品は8曲入りのアルバムなんですが、どれもこれもこういうものすごい切迫感に満ちたすばらしいナンバーばかりです。二ール・ヤングのギターとボーカルと、このダニエル・ラノワのものすごい緻密なサウンドテクニックによって、すごい作品になっております。これを聞きながら、これを番組で紹介するために俺は生まれてきたんだみたいな、異様な盛り上がり方で選曲していましたけどね。もう一曲このアルバムから聴いてください。Angry World。




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