音楽のおべんきょうφ(.. )メモメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

ハート(Heart)に学ぶ、ロックはどのように継続していけばよいのか?

20121102

1、15th「Fanatic」

 結成から40年以上のキャリアをほこるバンドハート(Heart)が新作を発表しました。皆さんの中でハートがどういうイメージがあるのかは分かりませんが、70年代にデビューしてものすごいヒットをとばし、その後ちょっと低迷して、その後80年代になって当初のハードロックとはちょっと違うビックロック的な佇まいでものすごくヒットを飛ばし、そしてまた下火になり、2000年前後に低迷期やソロ活動を経て、再び最近になって復活して、前作はなんと彼女達にとっては20年ぶりのトップ10ヒットという、全米のアルバムチャート3位までのぼりつめたという、それに続いての作品なんですけれども、まさにこのハートについて、同じシアトル出身のパール・ジャムのメンバーがこのように語っているんですけれども、

  ハートは地元の先輩バンドなんだ。彼女達は曲を書き続け、レコードを出し続け、一生懸命ライブをやればどこまでいけるのかを俺達に示してくれたんだ。

 という言葉がまさにいまのハートを象徴しているように思います。その最新アルバム「Fanatic」からアルバムタイトルナンバーのFanaticを聞いていください。Fanatic。

 

 もともとのハードなオリジナルのイメージを壊すことはなく、でも懐メロにはなってない、21世紀型の音を作り上げているのがすごいと思うんですけれども、このようなすばらしいサウンドを作ったきっかけはベン・ミンク(Ben Mink)という非常に優れたプロデューサーとの出会いがあって、彼との共同作業が成功を支えているような気がします。次のナンバーも決して古くない、でもやはり40年前のハートの心がるという素晴らしいナンバーだと思います。Skin and Bones。

 

2、ロックが向かい合う新たな問題、「老い」、「継続」

 パール・ジャムのメンバーが言った言葉は、ロックの基本というか、表現活動の基本というか、基本的なことをやり続け、そして表現を続けてどこまでいけるのかということは、ロックは長い歴史を持つようになってきましたけれども、数多くのミュージシャンが向き合っているテーマだと思います。非常に青春的な音楽、一時的な音楽というような形でスタートしたロックも、その歴史を重ねるにおいて、「老い」というテーマや「継続」というテーマに向き合うことになっているわけで、今日聞いていただいたアーティスト達の作品というのは、それに対する力強い解答になっているのではないのかなと思います。

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