ラジオFMのメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

サウンドガーデン (Soundgarden)はなぜ日本での認知度が低いのか?

20121123

1、最も印象に残ったグランジアルバムベスト10

 最近、アメリカを代表するローリング・ストーンズ誌が最も印象に残ったグランジアルバムベスト10というものの読者投票をやって、読者が選んだ代表的グランジアルバムが、

 1位 パール・ジャム (Pearl Jam)「Ten」

 2位 ニルヴァーナ (Nirvana) 「Nevermind」

 3位 アリス・イン・チェインズ (Alice in Chains) 「Dirt」

 4位 ニルヴァーナ (Nirvana) 「In Utero」

 5位 サウンドガーデン (Soundgarden) 「Superunknown」

 6位 サウンドガーデン (Soundgarden) 「Badmotorfinger」

 7位 ニルヴァーナ (Nirvana) 「Bleach」

 8位 パール・ジャム (Pearl Jam)「Vs.」

 9位 テンプル・オブ・ザ・ドッグ(Temple of the Dog)「Temple of the Dog」

 10位 マッドハニー (Mudhoney)「Superfuzz Bigmuff」

 となっています。

2、サウンドガーデン (Soundgarden)はなぜ日本での認知度が低いのか?

 トップ10にニルヴァーナが3枚、パール・ジャムとサウンドガーデンが2枚と、この三つのバンドでほとんどのトップ10をおさえてしまっているわけですけれども、つまり、この三つのバンドがグランジシーンを代表するバンドであるという認識が、アメリカにおいては当然のごとくあるんですが、日本ではちょっとないですよね。このサウンドガーデンのこってり感がちょっと日本人の草食感に合わないのか、正確に認識されていない側面もあります。だから16年ぶりのオリジナルアルバムすごいぞとアメリカでは盛り上がっていても、日本ではイマイチという所もあるし、それからもともとグランジシーンの中において、サウンドガーデンはお兄さん格というか先輩格で、ニルヴァーナやパール・ジャムがグランジらしい音をたたき出す前に、佇まいと方向性は同じなんですけれども、メタルシーンにおいて強いバンドとしてサウンドガーデンが出てきてしまって、グラミー賞でベストメタルパフォーマンスとかベストメタルバンドとかそういう感じで賞を貰った部分が、日本においてサウンドガーデンのキャラクターが見えにくくなってきた理由だと思います。しかし、せっかく再結成をしたわけですので、もういっぺんサウンドガーデンの偉大さを我々のような人間がアピールしていくのがいいのではないのかと思います。Non-State Actor。



Been Away Too Long



Bones of Birds




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