音楽のおべんきょうφ(.. )メモメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

ニール・ヤング(Neil Young)のライブアーカイブシリーズ「ライヴ・アット・ザ・セラー・ドア(Live at the Cellar Door)」

20140117 

 ニール・ヤングはライブアーカイブシリーズ として過去の自分自身が持っているライブ音源を出していくというシリーズをずっとリリースし続けておりますけれども、それの第六弾が発表されました。「ライヴ・アット・ザ・セラー・ドア(Live at the Cellar Door)」というんですけれども、これはセラー・ドアというワシントンD.C.にあるライブハウスというかフォーククラブみたいなものだと思うんですけれども、本当にちっちゃい、地下にある小さなカフェ程度なのかなぁと思うんですけれども、音源を聞いても拍手の数が100人いるのかいないのか程度の所で、ニール・ヤングがピアノとギターで弾き語りをしているというものすごく貴重な音源でございます。そしてこれはあの名作「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ(After the Gold Rush)」、彼の三作目にして僕自身は最も好きなアルバムですけれども、それがリリースされた直後のアーティストとして初期の旬の時期をむかえ、ニール・ヤングの瑞々しい声と瑞々しい演奏、そして出来立てホヤホヤのその後ロックのスタンダードとして何十年も輝き続ける楽曲の数々が初めてライブ会場の空気を揺らした記念すべきドキュメントがこの中におさめられております。Only Love Can Break Your Heart。

 「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」発表直後なので新曲といって歌いはじめましたけれども、こういう記念すべき局面に立ったということは、このときはお客さんはよくわからないわけですね。それが5年10年たつと「俺は初めてのOnly Love Can Break Your Heartを聞いたんだ」という感慨につながっていくわけで、そういう感動をこういうライブアルバムで我々は違う形で体験できるというのはすごくいいですよね。今の曲も終わった後の拍手のすごい曲というお客さんのリアクションがいいですよね。僕は前に聞いてすごいなぁと思ったのは、サイモン&ガーファンクル(Simon & Garfunkel)がはじめて明日に架ける橋(Bridge Over Troubled Water)を演奏するときに、それのライブ音源があるんですけれども、みんな知らない曲だけれども明日に架ける橋っていう曲を俺は作ってみんなに聞いてもらうんだよっていって、歌って終わった後の鳴りやまない拍手がすごかったですよね。最初聞いただけでもやっぱり相当インパクトがあるんだと。それと同じような感じがニール・ヤングが新曲を歌うたびに客席からおこるのが面白いなぁと思いました。After the Gold Rush。

 

 この演奏を間違えて心もとないぞみたいな所も含めて、こういう風にしてAfter the Gold Rushは世に出たんだなぁという感慨がいいなぁという気がします。続いては、当時でもニール・ヤングの有名曲として知られていたCinnamon Girlの非常に珍しいピアノの弾き語りバージョンでございます。Cinnamon Girl。

 

 ロックにおける歴史と現在がものすごく交差して、アーカイブ的なものや過去の音源的なものがいろいろな形で今現在の音源としてリリースされ、その過去の音源と現在の最新のいろいろな音楽との間に差がなくなってきているというか、いろいろな意味で時代と作品の時世というものがあまり問題にならなくなってきている、今現在それをどう聞くのか、2014年の音を今どう聞くのか、1971年の音を今どう聞くのか、それが一つの音源として今提示された時に、今の時代の僕らの心をどういうような形で動かすのか、その視点だけなんだなぁという感じがします。

 

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