ラジオFMのメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

渋谷陽一、「Presence」のリマスター盤を語る

20150807

 私の大好きな「Presence」。ジミー・ペイジ(Jimmy Page)にインタビューした時に、「今回はいよいよ「Presence」のリマスターがリリースされるということで、すごい楽しみにしていたんですよ」って言ったら、「あっ、そうだったね。君は「Presence」の事が好きだってずっと言ってたね。」って言ってもらえて、日本人のミュージシャンですらこんなこと言ってもらえないのにオレが何が好きかということまで覚えていてくれているんだジミー・ペイジは、ジミー・ペイジはオレの友達なんじゃなかろうかってくらいすごく舞い上がった気分でインタビューをしてきたんですけれども、その友人のジミー・ペイジさんが力をいれてコンパニオンディスクを作ったんですけれども、これが本当にすごい。まず聞くのはロバート・プラントのボーカルがユニークな、ロバート・プラント主役の貴重音源でございまして、Royal OrleansのReference Mixというタイトルがついているんですけれども、ご存じのようにこれはファンクなナンバーなんですけれども、当時はディスコとかが流行っていてメンバーも遊びに行っていたらしいんですけれども、その中でこんなボーカル面白いねぇという形で歌ったボーカル、最終的にレコーディングでガイドボーカルとしてずっと残ってたらしいんですけれども、最終的にはこちらのものにかえられたらしいんですけれども、このようなユニークなボーカルでロバート・プラントが歌ったおりました。Royal Orleans (Reference Mix)。



 楽しいそうですよね。当時のレコーディングがいいものだったんだなぁというそんな一端が感じられるナンバーなんですけれども、ご承知の通り1976年にリリースされたアルバム「Presence」は、ドイツのミュルヘンのミュージックランドスタジオでわずか18日間というものすごい短期間でレコーディングされた奇跡の音源でございます。この「Presence」のものすごさを私がいかに高く評価しているのかは、当のジミー・ペイジまで知っているというそういうものなんですけれども、すごいと思います。そして今回、このリマスターシリーズで、その「Presence」時期にレコーディングされた全く日の目を見ていないツェッペリンの新曲が我々に届けられたという。これは一種の事件だなという感じがします。結果的にボーカルを入れる前の状態でとどめられていて、歌は入っていないんですけれども、6分54秒の10 Ribs & All / Carrot Pod Pod という不思議なタイトルがついたナンバーなんですが、これは本当にすごいと思います。楽曲的には全然オリジナルアルバムにおさめられてもおかしくない、それこそツェッペリンを代表する名曲としてもしリリースされたらファンの中に記憶の中にとどめられた、そういうようなすごい曲を今僕らは新曲として聞くことができる。いろいろな複雑な感慨がありますけれども、これを聞くことができてすごく幸せだなぁという感じがします。10 Ribs & All / Carrot Pod Pod (Pod) (Reference Mix)。



 ジミー・ペイジ自身はこの曲をPotと呼んでましたけれども、すごいですよね。この曲に関しては私はロバート・プラントのボーカルが聞きたい。これにロバート・プラントがどのような歌メロを付けたんだろうなぁという、そしたらどれだけすごい曲に仕上がったんだろうという、そんな感慨がありますね。 

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