音楽のおべんきょうφ(.. )メモメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

ジーザス&メリー・チェイン(The Jesus and Mary Chain)に学ぶ、再結成バンドはどのような音作りをすべきなのか

20170224

児島由紀子「なんと19年ぶりのニューアルバムを出すジーザス&メリー・チェインについてです。2007年に再結成していたんですね。過去数年、「Psychocandy」の30周年記念ツアーということで、ライブはちょくちょくやっていたんです。ジム・リード(Jim Reid)とウィリアム・リード(William Reid)のリード兄弟が久々に会って、いろいろ曲も生まれたらしいんですけれども、だったら新しいアルバムを作ってしまおうということで作ってしまったそうです。」
渋谷陽一「すごいですね19年ぶりって。でも最近こにパターンって驚かなくなりましたよね。」

児島「そう。だから最後に残っているのはレッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)とザ・スミス (The Smiths) でしょう。絶対再結成しないだろうというか。」

渋谷「でもレッド・ツェッペリンは一瞬やったからね。」

児島「でもあれは再結成っていうんですかね。」

渋谷「まあ一応再結成で。でも、19年ぶりのアルバムというか、久しぶりの再結成でも熱く迎えてくれるファンがいるっていうことはすばらしいですね。」

児島「いるんですよ、未だに。っていうか、ジーザス&メリー・チェインって80年代以降のUSオルタナティブ勢に非常に影響を与えているんですよ。だから、それ以降もUKで人気が落ち着いてきたころでも、アメリカの方では人気があったんですね。ツアーもアメリカできちんとやっていましたし。」

渋谷「彼らのわかりやすいロックというのは、時代的な普遍性を持っていますよね。」

児島「シューゲイザーの、いわゆるノイズ、音響系の元祖じゃないですか。だから、日本でも根強い人気があるバンドじゃないですか。」

渋谷「ある一定の世代にとっては、刷り込まれた音ですからね。」

児島「そう。今度の新曲を聞いた時でも、「あのジザメリだ」って。ギターフィードバックを聞いた瞬間に思ってしまいましたけれども。」

渋谷「僕もちらっときいたんですけれども、こういう言い方も何なんですけれども、新しいことを変にやろうとしないで、自分達の得意技をきっちりとおさえていこうという姿勢が、逆に成功していますよね。」

児島「そうですな。元祖なんですから。元祖なんだから今更他人の思惑を気にしないで、我が道を行くでいいんですよ。」

渋谷「そうですね。その正しさが本当によく出ていますね。」

児島「らしいですよね。自分達がどういう受け入れられ方をしているのかよくわかっている音ですよね。」

渋谷「そうですよ。再結成ライブに行って新曲を聞かされた時のガッカリ感っていうのはないですからね。」

児島「そう。」

渋谷「やっぱり、昔の曲をしっかりやってくれる、新曲でも昔の世界観をちゃんと再現してくれる。これが基本ですよね。」

児島「そうですよ。新曲は1、2曲で十分ですよ。私いつもおもうんですよ。再結成バンドのライブに行くと。」

渋谷「そうですよ、ポール・マッカートニー(Paul McCartney)だって一曲目はCan't Buy Me Loveですからね。」

児島「さすが、わかってらっしゃる。」

渋谷「この新作も受け入れられるんでしょうし、熱いファンに支えられて、そしてその影響下にある若いバンドも、若いファンもついてくるのかもしれないですね。」

児島「今の、UKだけではなくUSオルタナティブの連中でも、ジザメリを知ってますからね。」

渋谷「本人達も気持ちがいいのかもしれないですね。」

児島「そう思いますよ。ただ、相変わらずこの年になっても兄弟喧嘩は続いているらしくて、新曲は2007年くらいに書き始めたのに、アルバムはやっと今頃できたみたいな。」

渋谷「それもジザメリって所でいいんじゃないですか。」

児島「元祖兄弟喧嘩バンド。これが元祖じゃないな。元祖はザ・キンクス (The Kinks) のデイヴィス兄弟ですね。」

渋谷「そうですね。それもかなり深刻でしたけれどもね。それでは、そのジーザス&メリー・チェインの正しい新曲を聞いていただきましょう。Amputation。」



 

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