音楽のおべんきょうφ(.. )メモメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

レイ・デイヴィス(Ray Davies)に学ぶ、正しい兄弟喧嘩のやり方

20170324

児島由紀子「10年ぶりのソロ作を出すレイ・デイヴィスについてです。実はザ・キンクス (The Kinks)のスタジオが私が住んでいた所から歩いて数分の所にありまして、つい最近取材をしたんですけれども、取材の前日にアルバム視聴会のときもそこでやったんですよ。その翌日に取材をしたんですけれども、私が住んでいる所とは全くレベルが違う高級住宅街の邸宅にすんでいるんですよ。ジョージ・マイケルの家とかもあるんですね。非常に気難しそうな人のイメージがあったので、その雰囲気を破るために、私も同じ地域に住んでいるんですよって話しかけたら非常に打ち解けてくれまして、普段どこのスーパーで買い物するかとか。」

渋谷陽一「同郷意識が目覚めて盛り上がったんですね。」

児島「そう。この人のどぎついブラックユーモアが私の感性にぴったりでありまして、非常に話がはずみましたよ。」

渋谷「ソロアルバムの音をチラッと聞いたんですけれども、すごくいいですね。」

児島「アメリカーナ(Americana)というからすごくアメリカ的なサウンドかなと思ったら、200%レイ・デイヴィスの音ですよね。」

渋谷「そうですね。レイ・デイヴィスワールド、キンクスワールドが展開していますね。」

児島「キンクスではじめて渡米した頃からの、レイ・デイヴィス自身のスペインから見たアメリカという、自伝が2年前に出たんですけれども、それの音楽化したものだと言っていました。」

渋谷「すごく自分自身の世界観もがっちりあり、現役感もバリバリあるすばらしい音なんですけれども、本人的にも自信作なんじゃないんですかね。」

児島「非常に気に入っていると言っていました。これはパート1で、今年の終わりくらいにはパート2を出すと。」

渋谷「すごいですね。」

児島「新作に100曲以上書いたそうです。」

渋谷「すごいですね。」

児島「この人、昔から非常に多作家なんですけれども、過去10年ブランクがあったから、非常にたくさん曲があるんだって言っていました。」

渋谷「イギリスではやっぱり伝説の存在として人気があるんですか。」

児島「もうミュージシャン中のミュージシャンというか、ソングライター中のソングライターで、いろいろなミュージシャンにインタビューしてレイ・デイヴィスを嫌いと言う人にはあったことがないですね。ブリット・ポップの父とか言われて90年代に脚光を浴びたじゃないですか。あれについては、僕は傍観者だったからみたいな。僕は当事者じゃなかったからねみたいな。」

渋谷「今回の作品は自分自身の作品を世に問うという感じで、わりと前向きな感じなんですね。」

児島「そうですね。でもキンクスの再結成はないみたいですね。最近デイヴ・デイヴィス(David Davies)もソロで自分のやりたいことをやっていて、これでいいんだよって言っていました。」

渋谷「僕もそう思います。ツアーもやるんですよね。」

児島「今年後半にパート2が出た後にはじめるって言っていました。今実はキンクスのミュージカルSunny Afternoonというのが非常に大ヒットしておりまして、今英国中をまわっているんですよ。それのクリエイティブ・ディレクターみたいなこともやっているから、非常に忙しいみたいです。」

渋谷「今度の作品をこれから聞いていただくんですけれども、すばらしくて、このレポートが終わった後ちょっと児島さんに話を聞いたんですけれども、仲の悪い兄弟というのはデイヴィス兄弟は元祖といってよくて、その後ノエルとリアムのギャラガー兄弟が後継者としてイギリスのロックシーンではいるんですけれども、その仲の悪い兄弟の先輩としてリアム・ギャラガーと話した時に、兄弟仲良くできない場合はどうしたらよいのかっていう会話になって、その時にレイ・デイヴィスは、いかに仲良くするかっていう話ではなくて、いかに相手をイライラさせ木っ端微塵にするにはこういう事を言えばいいんだって、そういう指南をリアムにしたそうで、実にレイ・デイヴィス的なエピソードだなぁと、児島さんから話を聞いて思いました。それで、レイ・デイヴィスの最新のソロナンバーを聞いてください。Poetry。」



Comment

コメントする

名前
URL
 
  絵文字
 
 
記事検索
スポンサーサイト
スポンサーサイト
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

音楽のおべんきょうφ(.. )メモメモ