音楽のおべんきょうφ(.. )メモメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

デクラン・マケナ(Declan McKenna)に学ぶ、なぜ今の若いミュージシャンは社会的な歌を歌わないのか

20170407 

児島由紀子「今UKシーンで話題の18歳のシンガーソングライターのデクラン・マケナくんという、今時珍しい社会派のシンガーソングライターなんです。いかにもアイドルポップにはまってそうな年齢なのに、シリアスな社会派ソングばかり書いているんですよ。宗教の独善性を歌った曲とか、メディアの人種偏見報道を弾劾する歌とか、ティーンの自殺問題とか。そういう歌詞なのに音は非常にオシャレでポップな感じなんです。」

渋谷陽一「そこが今っぽいですね。」

児島「もうすでにUKのティーン層の世代の代弁者みたくなっているんですよ。」

渋谷「写真みたけどルックスもかわいいじゃないですか。」

児島「そう。この年齢ってみるたびにかわるじゃないですか。初めて今回ツアー中に捕まえて取材をしたんですけれども、またかわって、すごい背が伸びて、今185くらいあるんじゃないですか。それで、この子が有名になったのは2015年のグラストンベリーの新人コンテストが最初で、当時15歳でエントリーして優勝したんですよ。その後、自主流通でデビューシングルのBrazilっていうんですけれども、これがまったく無名の新人の曲なのにいきなり250万回の再生数を記録しました。非常に才能があるんですよ。こういう状況だとジェイク・バグ(Jake Bugg)とも比べられるけれども、音楽的には全然違いますよね。それ以後もいろいろシングルを出しているんですけれども、シングルを出すたびに音楽スタイルを変えるのは、ほかのシンガーソングライターと比べられたくないからだって言っていました。」

渋谷「でも、かえることができるっていうことがすごいよね。」

児島「すごいですよね。それで音楽家としてデビューするまでは真面目な学生だったそうで、英文学と社会学と哲学とポップミュージックを専攻していたと。話した感じ、成績優秀な子だったんだろうなぁっていう感じがしますよ。」

渋谷「じゃあ、自分自身の人気に浮かれることもなく。」

児島「全然。それで、最近のポップミュージックであなたみたいなテーマを歌わなくなったのはなぜだと思いますかって聞いたら、ポップミュージックっていうのは少しでも多くのリスナーに聞いてほしいと思うから、一部のリスナーを怒らせるようなテーマは扱えないだろうって言っていました。でも僕は自分なりに書きたいことを書いているからって。」

渋谷「すごいね。そのコメントも実に大人な感じで。」

児島「ねえ。本当に18歳?って。」

渋谷「すごねぇ。リアム・ギャラガー(Liam Gallagher)とは全然違うねぇ。」

児島「その一方で、何も考えないで楽しめるポップミュージックも好きでって、ビヨンセ(beyonce)の曲とかもよくカバーしているんですよ。」

渋谷「その辺も健全ですね。」

児島「そう。だから今っぽいティーンなんでしょね。」

渋谷「じゃあこれから楽しみですね。」

児島「今年のサマーソニックで初来日しますので、ぜひチェックしてあげてください。」

渋谷「注目ですね。デクラン・マケナくんの注目のナンバーBrazilを聞いてください。」




渋谷「デクラン・マケナ18歳。いいですね。すごく社会的なメッセージを歌うということで注目をあびているようですが、楽曲そのものはすごくポップだし、常に自分自身の音楽的なアウトプットをかえていくということは、一面的な評価されたくないと。それは18歳の時に考えることかと思いますが、やっぱりポップミュージックの歴史、そして彼は学校でポップミュージックを専攻したらしいですけれども、いろいろな歴史を学んでいく中で、ポップアーティストというのはこういう形で消費されて結局消耗していくのかというような事も学んだと思うんですね。その中で自分自身がどうやって生きていけばよいのかということを考えて、いろいろなアウトプットを作れるということはそれだけの才能があるからだと思いますけれども、やっぱりアプローチもすごく知的だしすごいなぁと思います。」

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