ラジオFMのメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

パール・ジャム (Pearl Jam) 、ロックの殿堂入りをする

20170505

中村明美「毎年恒例のロックの殿堂に行ってきたという話題です。」

渋谷陽一「毎回毎回盛り上がりますよね。」

中村「はい。今年はエレクトリック・ライト・オーケストラ (Electric Light Orchestra) とジョーン・バエズ(Joan Baez)、ジャーニー (Journey) 、パール・ジャム (Pearl Jam) 、2Pac、イエス (Yes) 、ナイル・ロジャース(Nile Rodgers)という面子が殿堂入りしました。はじまりはさっそくチャック・ベリー(Chuck Berry)の追悼ではじまったという。それもELOが演奏してそれがすばらしくて感動的だったんですが、チャック・ベリーは実は初の殿堂入りを果たしたアーティストでして。」

渋谷「一回目がチャック・ベリーだったんだ。」

中村「そうなんです。」

渋谷「まさに記念すべきアーティストなんだね。」

中村「どうですね。それでその次にジョーン・バエズが出てきたのですが、さっそく今の政権にかみつくようなすごくかっこいいスピーチをして大喝采を浴びました。といいつつ、若い人は誰も私の事知らないわよね、私の孫ですら知らないから、という冗談をとばしていて、それはそれで盛り上がりました。ジャーニーはスティーヴ・ペリー(Steve Perry)が来ていたのでファンはパフォーマンスを見せてくれるんじゃないのかと期待していたんですけれども、残念ながらスティーヴ・ペリーはすばらしいスピーチをして感動的ではあったんですけれども、パフォーマンスは一緒にしなかったという、ちょっと心が痛むシーンがありました。パール・ジャムは初期のドラマーも招待していて、初期のドラマーと一緒にAliveを演奏したので、私は初期からのファンだったのでちょっとグッときてしまいました。レニー・クラヴィッツ(Lenny Kravitz)がプリンス(Prince)の追悼をして、レニー・クラヴィッツはプリンスと長年の友達でもあったので心のこもったよいパフォーマンスだなぁとそういう瞬間でした。残念だったのは、パール・ジャムの紹介を本当はニール・ヤング(Neil Young)がやるはずでしたが、病気でこれなくなってしまって、それがすごく心配でもありつつ、本来はニール・ヤングが来て全員でRockin' in the Free Worldを演奏する予定だったのが、ニール・ヤングがこれなくてニール・ヤング抜きでやったという、それはそれで盛り上がったのですが、今回殿堂入りしたバンドはどのバンドも、今も現役でツアーをやり続けているようなバンドばかりだったので、パフォーマンス自体はどれもすばらしかったのですが、最近アメリカで話題になっているのは定年した後もやっぱり俺が一番好きなのはロックだけだということで、ロックコンサートに行きまくっている60歳以上の人が非常に増えているということなので、殿堂入りした後のバンドも体に気を付けてファンのために演奏を続けてほしいなぁと、そういう思いで帰ってきました。」

渋谷「最後はすごく共感できるエピソードですねぇ。それでは感動のパフォーマンスが繰り広げられたという、パール・ジャムのナンバーを聞いてください。Alive。」


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