音楽のおべんきょうφ(.. )メモメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

ブルー・アイド・ソウル(Blue-Eyed Soul)とは何か(2) 西海岸のブルー・アイド・ソウル

20141215 ロック巌流島より

萩原健太「今度はちょっと目を西に移してみます。移民について東海岸はイタリア系が多いんですけれども、西はメキシコ系ですよ。大元をたどると東海岸はホワイト・ドゥーワップ(White Doo-Wop)があったんですけれども、西はリッチー・ヴァレンス(Ritchie Valens)とかLa Bambaとか、ああいうメキシコ系のものとロックンロールを合体したものを基本として、徐々に他に音楽性を広げていって、ソウルに行ったと。だから、東と西だと全然ちがうんだけれども、その折衷の在り方みたいなものが、すごくブルー・アイド・ソウルを語る時には大きなものになるわけですよね。さっきも聞いたように、東海岸のディオン(Dion)にあたるようなものとして、西から出て来たブルー・アイド・ソウルの一つの形としては、ライチャス・ブラザーズ (The Righteous Brothers) という人たちがいて、この人たちは後にフィル・スペクター(Phil Spector)がプロデュースして、You've Lost That Lovin' Feelin'とかUnchained Melodyとかがあります。この人たちは最初は黒人がいっぱいいるクラブで歌っていて、白人なんだけれども黒人の観客からは「お前らは俺たちの正当なブラザーだ」と、つまりRighteous Brotherだと言われたことで、名前を名乗りました。では、初期の曲でLittle Latin Lupe Luという曲を聞いてください。」



萩原「西の方のメキシコ系のアメリカ人がやっているロックというのは、もっともっとソウルに近くなるわけですけれども、ラテンロック風味なんだけれども、すごくファンキーというのが多くなります。エル・チカーノ(El Chicano)というグループの曲を聞いてみましょう。Tell Her She's Lovelyという、これはもともと白人のシンガーソングライター系の人がやっていたものを、さらにラテンのグルーブとファンキーなリズムパターンで生まれ変わらせた曲です。Tell Her She's Lovely。」



近田春夫「西海岸はリズムはラテンだよね。」

萩原「ラテンですね。ここから、例えば、ザ・ウォー(The War)だとか、もちろんサンタナ(Santana)もそうだけれども、そういうものに移行していきます。ただし、アップテンポの曲はこういう感じだけれども、バラードになるとスウィートソウルそのものみたくなります。あの感じがまたいいんですよね。恋するための音楽みたいなところがあるじゃないですか。行き着くところはそういう所になっていくのかなぁという気もしますけれどもね。」

近田「東海岸と西海岸は同じブルー・アイド・ソウルといっても、違う部分がたくさんあるね。」

萩原「だいぶ違いますね。やっぱり土地柄が出ますよね。」

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