音楽のおべんきょうφ(.. )メモメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

ニュー・オーダー (New Order)の演奏が上達した理由とは?

20170221 ONGAKU NOMADで鹿野淳氏です。

 ニュー・オーダーでThe Perfect Kiss。



 ニュー・オーダーというマンチェスターが誇る偉大なる1980年代を代表するニューウェイブバンドがおります。このバンドは日本に初来日する前にカリスマ的な都市伝説のような話がかなりありました。ジョイ・ディヴィジョン (Joy Division) というバンドが前身にあって、ボーカルのイアン・カーティス(Ian Curtis)がアメリカのツアーに行く前日に自殺をしてしまいまして、バンドが途方に暮れて、その途方に暮れた中でBlue Mondayという得体のしれない、テクノなのかハウスなのかよくわからない曲を出したところ、ニューヨークからドイツからベルギーから世界中のディスコでブレイクしてしまって、すごいバンドがいるぞと日本でも話題になって、1985年に新宿厚生年金会館で2days、即日ソールドアウトになってしまいましたが、そのライブに行ったんです。すごいカッコいい人たちがすごいカッコいいライブをやるだろうなぁと思って行ったら、本当にヘタクソで、ビックリしました。ドラムのカミさんがキーボードをやっているんですけれども、指三本以上使えないんです。でも指三本使えばコードは押さえられるけど、指三本をいっぺんに押さえられないんですよ。だから、単音でほぼアナログシンセ特有のものでごまかしちゃうんですよ。「Low-Life」という名作アルバムが彼らにはあるんだけれども、それがリリースされるちょっと前の来日なので、このアルバムからの曲をいっぱいやっているんだけれども、ライブが終わって何か月間かして「Low-Life」のアルバムの曲を聞いても、あの曲がこの曲なのか、どの曲がどの曲だったのか全然分からなくて、本当にひどいライブでした。このThe Perfect Kissも、この声で歌ったのかといえば、声がうまく出ないから二番はオクターブ下で歌うんですよ。そしたらやっぱりテンション低いなぁと思って、また上で歌ってうまく歌えなくて、ひどいライブでしたね。ベースの人はコーラスっていうエフェクターがあるんですけれども、要するにワンワンさせるエフェクターなんですけれども、ベースというのはリズムを刻む楽器じゃないですか。上手い人がワンワンさせたらいいハーモニーが生まれるんだけれども、下手な人がベースの音をワンワンさせてリズムを刻むと、頭の中が痛くなります。満員の電車の中でいろいろな人のイヤホンから聞こえてくる音全部のど真ん中にいるようなそういう気持ちになって、あんなにひどいブリティッシュバンドのライブは見た事がなかったんです。ちなみにいまだにこの人たちはライブのクオリティーが変わっていないんです。でもちょっとうまくなったねって言ったら、「それはなぁ淳、俺たちがうまくなったんじゃなくて機材がよくなっただけだよ。」って言っていました。

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