20170922
フー・ファイターズでLa Dee Da。
彼らの最新作「CONCRETE AND GOLD」の中からの一曲であります。フー・ファイターズは来日をしてサマーソニックでこのアルバムの中からガンガン曲をやっていたので、ようやくアルバムがでるんだっていうタイム感なんですけれども、今回の作品の一番の話題は、グレッグ・カースティン(Greg Kurstin)というアデル(Adele)やシーア(Sia)などの大ヒット作品を手掛けたプロデューサーを起用したことです。今聞いたいただきましたように、デイヴ・グロール(Dave Grohl)自身は、ギターリフをものすごくポップな形で展開してくれるのではないだろうかとそういう目論見があって彼を起用したという発言がありましたけれども、まさにその通りになっております。確かに、音はデカいは、シャウトしてるは、ものすごいんですけれども、でもものすごくポップですよね。そこが今回のアルバムの特徴だし、今ロックが置かれている状況のなかで、どのようにロックというジャンルがサバイバルしていくのかと、彼らはそのようなことは考えていないかもしれませんけれども、そういうようなテーマと向き合った作品で、そしてその解決策が示されている作品だと思います。Make It Right。
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)っぽくて、ギターのリフがカッコいいですよね。このアルバムがグレッグ・カースティン、そしてクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ(Queens of the Stone Age)の最新作「Villains」がマーク・ロンソン(Mark Ronson)と、ポップミュージックあるいはダンスミュージックのプロデューサーによってロックバンドが新しい領域を切り開こうとしているということは単なる偶然ではなくて、一つの時代の必然だし、ロックがロックであることによって存在理由となっていた時代はとっくに終わっていて、その中でどう戦っていこうかという試行錯誤の段階にあり、その中で自分達が新しいサバイバルの形をしっかり見出していこうという意思がすごく強く感じられる作品だと思います。Dirty Water。
最後はすごいギターリフでしたけれども、このアルバムを聞いて、あるいはサマーソニックのフー・ファイターズを見て思ったんですけれども、とにかく音がデカくハードになっていけばいくほど重くならずに軽く明るくなっていくという不思議な作用があって、これは新発明だなぁと。これは非常にポップだと思いました。
最後はすごいギターリフでしたけれども、このアルバムを聞いて、あるいはサマーソニックのフー・ファイターズを見て思ったんですけれども、とにかく音がデカくハードになっていけばいくほど重くならずに軽く明るくなっていくという不思議な作用があって、これは新発明だなぁと。これは非常にポップだと思いました。