ラジオFMのメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

トム・ペティ(Tom Petty)のメロディーは作られた時からスタンダードであった説

20171013

 トム・ペティが10月3日に亡くなりました。彼のロック活動の後半はパクられることの歴史でもありました。そのパクられた相手もザ・ストロークス (The Strokes) 、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(Red Hot Chili Peppers)、サム・スミス(Sam Smith)など大物ばかり。サム・スミスの場合はそれを認めて、最終的に曲のクレジットに入りました。トム・ペティのメロディーが作られた時からスタンダードであると逆に証明されたわけです。レッド・ホット・チリ・ペッパーズのDani Californiaに似てると言われたMary Jane's Last Dance。




 トム・ペティは66歳で、僕と同い年でした。やはり、いくらなんでも若いという年齢だと思います。僕は非常に好きで番組でも何度も紹介しておりました。リスナーから顔が似ているみたいなことを言われて、結構うれしかったりもしているのですが、トム・ペティは非常に不思議な人で、常にいい意味での発展途上感がある人で、次は何をやるんだろう、次は何をやるんだろう、きっと僕たちを驚かせてくれるだろうなと、ひょっとすると次が彼にとっての最高傑作なのではないのかという、いい意味での発展途上感、いい意味で完成されていないアーティストでした。それだけにこれからの可能性もすごく大きくて、ファンにとってはいつも何かやってくれるのではないかと、そういうワクワク感を与えてくれるアーティストでした。そういう人が66歳という若さで突然亡くなってしまったということは本当に残念でなりません。

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