ラジオFMのメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

ジミー・ペイジ(Jimmy Page)はなぜソロ作を出さないのか?

20180216

児島由紀子「今年で結成50周年を迎える、渋谷さんのレッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)についてです。彼らのライブアルバムでも最高峰といわれる、ファンの中でも評判の高い「How the West Was Won」が最新リマスターでリリースされるんですよ。3月に。これはツェッペリンのオフィシャル側としてはまだ公表したくなかったんですけれども、今はネット時代じゃないですか。有名なネット通販ショップにリストが載っていたのをファンが見つけて、いち早くリークしまして、オフィシャル側もその数時間後に渋々認めたという。昨年末もジミー・ペイジ自身が未発表音源が入ったリマスター盤を出すって言っていたんですね。でも、今年は結成50周年ということで、特別イベントもたくさん予定されているらしくて、今年の後半くらいから始まるみたいですよ。だから、リマスターはほんの手始めですね。」

渋谷陽一「ジミー・ペイジはまだツェッペリンでいろいろやるんだ。」

児島「そう。ジミー・ペイジはまだ未発表音源を隠し持っていたんだと私はびっくりしたんですけれども。」

渋谷「なるほどね。海賊版だとかなんだとかは全部認めないって言ってたんだけれども。」

児島「以前の記者会見では、スタジオ音源としてはもうほとんど残っていないけれども、ライブ音源はまだあるって言ってましたからね。多分今年出るのは、ライブ音源が中心になると思います。」

渋谷「それはもういろいろなところにたくさんあると思うので。」

児島「そう。ジミー・ペイジも日本に行くたびに日本でブートレッグ屋を回っていましたから。」

渋谷「それは有名な話なんですけれども。目撃情報もいっぱいあります。じゃあそれはそれで楽しみだし、ジミー・ペイジ自身がリマスターして、立派な音源に直してくれれば。」

児島「すべて自分がやったことに片をつけておきたいんでしょう。」

渋谷「なるほど。でも、新作を作るという話はどうなったんですかね。」

児島「ジミー・ペイジってボーカルができないでしょ。ロックギタリストのソロアルバムってボーカルができないと非常に不利なんですよ。今のミュージックシーンは歌ものが中心でしょ。なので、ギタリストのソロアルバムはボーカルができないので非常に不利なんですよ。」

渋谷「なるほど。」

児島「ボーカリストを探さないといけないでしょ。」

渋谷「その辺でてこずっているですかね。」

児島「多分そうだと思うんですね。ロックギタリストのインストアルバムなんて、今リリースしても買いますか。エリック・クラプトン(Eric  Clapton)とかジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)とかみたいに自分でボーカルができるのならばどんどんソロアルバムが作れると思うんですけれども。だから、ロバート・プラント(Robert Plant)が黙って自分でソロツアーをやるくらいならば、ツェペリンに戻ってジミー・ペイジとやれと言ってやりたくなるんですよ。みんな。腹が立つのは、ロバート・プラントは自分のソロツアーでツェッペリンの曲をガンガンやっているくせに、再結成を拒むという。潔くないところが、外から見て、私だけではなくファンとしても嫌なわけですよ。自分のソロツアーでツェッペリンの曲をやるくらいならば、いっそのことツェッペリンに戻って一緒にやれってみんな言っているわけですよ。渋谷さんも言ってやってください。」

渋谷「そうですね。実際に言ったりしますけれども。」

児島「というわけで、日本でも『伝説のライブ』という日本タイトルがついているライブ盤はすばらしいですね。ジミー・ペイジ自身もバンドが一番脂がのっていた頃のやつだって言っていました。圧倒的じゃないですか。」

渋谷「じゃあ、それを筆頭にいろいろな音源が出てくるのを楽しみに待ちたいと思います。では、『伝説のライブ』の中から Immigrant Songを聞いていただこうと思います。」



渋谷「ジミー・ペイジ弾きまくっていましたね。1972年のレッド・ツェッペリンすごいですね。ジミー・ペイジも50周年でいろいろなことやって楽しみだけれども、でも私は、児島さんは買う人いないんじゃないかと言っていたジミー・ペイジのギターだけソロ作が出たら買いますけれどもね。私だけじゃなくてそういう人もたくさんいるんじゃないのかなぁと思います。」


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