音楽のおべんきょうφ(.. )メモメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

ギャズ・クームス (Gaz Coombes)に学ぶ、白人中流男性はいかに生きにくいか

20180506

児島由紀子「スーパーグラス (Supergrass)というブリット・ポップバンドを覚えていますか。」

渋谷陽一「懐かしいですね。」

児島「1990年代はヒットアルバムを6枚も出したすごい人気だったんですけれども、2000年代に解散して、それ以降メインソングライターだったギャズ・クームス (Gaz Coombes)はソロアーティストとして活躍しているんですよ。」

渋谷「そうなんですか。日本ではちょっと知らない人が多いと思いますけれども。」

児島「今回、5月に3作目のソロアルバムを出すんですよ。日本にも数年前ソロで行ったことがあるんですけれども。」

渋谷「そうなんですね。いわゆるクラブイベントみたいなものでちょっと来ましたね。」

児島「イギリスでは昔からこの人18歳でデビューしたにもかかわらず、ミュージシャンズミュージシャンで、ミュージシャン仲間にリスペクトされているアーティストなんですね。ソングライターとして非常に高く評価されているんですよ。今度のアルバムは英国の近代アーティストにGrayson Perryという人がいて、この人は本も書いているんですけれども、いわゆる中流白人男性、世界でいうアルファメイル、今の世界でアルファメイルとして生きていくことがどれだけ難しいかという本なんですけれども、その本にインスパイアされてたそうです。」

渋谷「中流白人男性は生きていくのが大変なんだ。」

児島「そうそう。ドナルド・トランプ(Donald Trump)とか、最近のセクハラ問題とかで、ちょっとした言葉や態度で攻撃される立場にいるわけですよ。中流白人男性というのは。それについて、近代男性はいかに生きにくいかという本なんですけれども、その本にインスパイアされて書いた曲が多いんだそうです。数年前に出た2ndアルバムは非常に高く評価されて、Mercury Prizeにノミネートされたりしたんですけれども、非常にリスペクトされているソロアーティストとして今活躍をしているんですね。出身はレディオヘッド(Radiohead)なんかと同じオックスフォード(Oxford)なんですけれども、ナイジェル・ゴッドリッチ(Nigel Godrich)とかあの辺からも非常にかわいがられている人物なんですね。スーパーグラス時代のキャピキャピしたイメージは本当に作っていたんだなってわかる、非常にシリアスなアーティストになっているんですよ。」

渋谷「成長したんですね。二曲ほど聞かせていただいたんですけれども、今のイギリスでの評価がリアルなものだなと感じられる、すごく高度なソングライティングと、コンテンポラリーな音の造形と、こんな人だったんだっていう感じですね。」

児島「昔のアイドル人気が信じられないような作風ですよね。」

渋谷「そうですね。そういう感じがしますね。Deep Pockets。」


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