ラジオFMのメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

ア・パーフェクト・サークル(A Perfect Circle)、14年間も冬眠をしていた

20180527

 ア・パーフェクト・サークルの14年ぶりの作品でございます。なんでこんなに時間がかかったんだという所なんですけれども、これはビリー・ハワーデル(Billy Howerdel)という非常にユニークな才能を持ったギタリストがこのバンドの中心で、世間的にはToolのメイナード・ジェームス・キーナン(Maynard James Keenan)がボーカルをやっているのでメイナードのサイドプロジェクトみたいなイメージがありますけれども、基本的にこのビリー・ハワーデルという人のプロジェクトだと思います。それで、この14年間ビリー・ハワーデルは何をやっていたのかというとCold Sleepに入っていたと。冬眠ですよね。冬眠明けでこういう作品が作られたんだよと言われたら、ア・パーフェクト・サークルのファンはそうかぁと思わず納得してしまうという、そういうキャラのバンドなんですけれどもね。まずは一曲。So Long, and Thanks for All the Fish。



 このアルバムには12曲が収められているんですけれども、どの一曲一曲もものすごいエネルギーと濃密な演奏が詰まっていまして、本当にこの14年間のインターバルは、これだけのものを作り上げるネタ、それから自分の中から湧き上がるなにがしかの衝動、そういうものを蓄積していかないとこれだけの作品は作れないのではないのかなぁと思うほど、本当に一曲一曲が濃い作品になっていて、この濃厚さそのものがア・パーフェクト・サークルの魅力そのものになっているのですが、でも基本的に音源はビリー・ハワーデルと言う人が作っていて、それに最近はジェームス・イハ(James Iha)がメンバーとなってレコーディングされたことが話題になっていましたけれども、いろいろなミュージシャンが参加して作るんですけれども、それだけにライブというのはなかなか難しくて、メイナードのToolが本格的に動き出してしまうかもしれないし、実際にライブパフォーマンスが恒常的にこれからも行われていくのかなかなか難しいんですけれども、ただアルバムそのもののクオリティーや密度はすごいと思います。The Doomed。




 本当に一曲の中に何曲分ものアイディアが詰め込まれている、そういう曲ばっかがこの作品の中には入ってます。


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