ラジオFMのメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

ロジャー・ダルトリー(Roger Daltrey)、普通の人だっだ

20180624

 ロジャー・ダルトリーの26年ぶりのソロ作品を紹介します。言うまでもなくThe Whoのリードボーカリストとして、ロックシーンに神のように存在しているシンガーでございますが、彼の26年ぶりのソロ作品。なんとアルバムの7曲にピート・タウンゼント(Pete Townshend)が参加しています。ピート・タウンゼント自身が、ロジャーのボーカリストの力が頂点に達していることを示す作品だと言っております。まずは、その中から一曲聞いてください。As Long as I Have You。



 これはアルバムタイトルナンバーにもなっている曲で、これはもともとガーネット・ミムズ(Garnet Mimms)というソウルの巨匠のナンバーです。初期のThe Whoはこの曲をライブで演奏したりしていましたけれども、続いてはロジャー・ダルトリー自身のオリジナルナンバーで、そして彼の今現在の、それこそピート・タウンゼントが言うような、ボーカリストとしての円熟を遺憾なく堪能できるナンバーを聞いてください。Certified Rose。



 昔、The WhoのDVDを見ていたら、ピート・タウンゼントが、もはやピートとロジャーしか残っていない状態だったんですけれども、「The Whoっていうのはさぁ、俺もジョン・エントウィッスル(John Entwistle)もキース・ムーン(Keith Moon)もみんな天才だったんだけれども、ロジャーだけ天才じゃなくて普通のヤツだったんだよなぁ」って言っていました。ひどいこと言うなぁ、これ公式の表に出るDVDじゃんって思いましたが、ひょっとするとロジャー・ダルトリーが普通の人であったことが、二人ですけれども、The Whoを未だに残らせている理由であり、彼が今ボーカリストとして最高の円熟期を向かえている、そういう原因だったのかなぁと思いました。


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