音楽のおべんきょうφ(.. )メモメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

ギターロックバンドの心の支え、THE 1975

20181209

 THE 1975は今やギターロックバンドの心の支えというか、その成功と評価と人気、すべてにおいてギターロックバンドの象徴的な存在となっています。ただ、今作はサードアルバムで、非常に若いバンドでもあります。今回の新作は、「ネット上の人間関係についての簡単な調査(A Brief Inquiry into Online Relationships)」という長いタイトルで、でも前のアルバムのタイトルはもっと長く「君が寝てる姿が好きなんだ。なぜなら君はとても美しいのにそれに全く気がついていないから(I Like It When You Sleep, for You Are So Beautiful Yet So Unaware of It)」というタイトルだったので、それからはけっこう省エネされてるのかなという気がします。今作は問題作です。ファーストアルバムが全英1位。セカンドアルバムは全英全米ナンバーワンという申し分のない成功を手に入れた彼ら。しかし、その成功の中でいろいろなことに疲れ、果たして自分たちはこれからどう行くんだろうといういろいろな意味で厳しい時期を過ごしてきて、その何年かを体験して、それを踏まえて、タイトルにも象徴されていますけれども、「ネット上の人間関係についての簡単な調査」という、ある意味内省的な作品を作りました。それまでの自分、いろいろなものに依存症になったり、精神的に非常にダメージを受けたり、本当にこれでいいのかという悩みに入って、そういうようなものを踏まて、今回の作品は非常にナイーブな過去を振り返りながら、前を向いた作品になっております。まずは、リードシングルのGive Yourself a Tryというのを聞くんですけれども、ここでも正直に自分の心情が歌われております。



 今回のアルバムは「ネット上の人間関係についての簡単な調査」というタイトルがついているように、インターネット上で作られる世界、その中で構成される人間関係みたいなものが大きなテーマになっていて、The Man Who Married a Robot / Love Themeというこれを象徴する曲があります。ロボットと結婚した男の物語なんですけれども、ずっと物語が朗読されるだけなんですよね。

  これはとても孤独なひとりの男の物語 
  彼が暮らしていたのは孤独な家孤独な通り
  この世界における孤独な一角であった
  だが彼にはインターネットがあった
  インターネットはご存知の通り彼の友達であった
  彼の親友と言ってもいい
  彼らは一日一緒に遊んだものだった
  
 という書き出しで始まって、最後は男の死で終わるんですけれども、

  それから彼は死んだ
  彼が亡くなったのは孤独な家孤独な通り
  この世界における孤独な一角であった
  彼のSNSは現在一般公開中

 ということで終わるんですよね。現状のインターネットで構成されている、つながっているようだけれども全然つながっていない、その世界に対する違和感みたいなものが大きなテーマになっていて、当然作家自身もその登場人物であるという。




 続いて聞くのはSincerity Is Scaryという、そういった心情を素直に表現するのは怖いよねという、でも僕はしっかりやっていきたいというそういうメッセージの曲なんですけれども、このアルバムはいろいろな音楽的な傾向性があって、どこで切るのかでかなりアルバムの印象がかわるんですけれども、今回はあまり他ではやらないだろうなという切り口で曲を選ばせてもらいました。でもこの曲はすばらしいと思います。Sincerity Is Scary。


  
 続いての曲はMineという曲です。これはすばらしい曲です。


  

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