20190929
児島由紀子「ついに国中が期待しているソロ作第二弾を出すリアム・ギャラガーについてです。アルバムのリードシングルの評判も良くて、非常に本人も上機嫌で。」
渋谷陽一「最近のってますよね。」
児島「のってますよ。ついに長年のマネージャーと婚約して、来年結婚するらしいし。息子二人も最近それぞれバンドを組んだとかで、すべてがうまくいってるからだとおもうんですけれども。」
渋谷「そんなオーラを出してましたか。本人も。」
児島「出してましたよ。ノエルのこと以外はすべて順調みたいな。」
渋谷「ノエルのことも、最近は悪口にもだんだん熱量が増えてきてすごいじゃないですか。」
児島「でもですね、リアムとしてはこれまで何度も仲直りのきっかけを作ってきたつもりなんだと。プライベートな場ですけれどもね。でもそのたびに無視されるんだって。リアムは典型的な末っ子で、ちょっとデリカシーに欠けるけれども、いい人なんですね。ノエルは神経質で相手とか周りの環境に気を遣うタイプなんですよ。だからその辺ですれ違うと思うんですよ。」
渋谷「今回のリードシングルを聞きましたけれども、身もふたもない言い方をすればオアシス路線を驀進する感じで。」
児島「自分はフロントマンであり、ソングライターとして上達したいなんで思っていないと。とにかく最高のフロントマンであることに徹するんだと。自分でない誰かになりたいとは思ってないと。ノエルは今自分じゃない誰かに必死になろうとしてると言っていましたけれどもね。」
渋谷「偉い。的を得た批判で。」
児島「そう。まさかリアムがここまでちゃんとしたことを言えるようになるとは思っていませんでした。デビュー当時の頃から知ってますけれども、あの頃は本当に無茶苦茶でしたからね。何か言うたびに隣のノエルの「黙ってろお前」って言われていましたんで。」
渋谷「でもまあ、オアシス路線ぶっちぎりで、自分はフロントマンであると割り切りのもとに優秀なソングライターに書かせているというその路線は。」
児島「誰が曲を書こうが、最高の曲が書ければいいんだと。」
渋谷「すばらしい。それが兄貴であろうと他人であろうと関係ないと。」
児島「そう。最高のレコードができればそれでいいんだと。」
渋谷「じゃあ、ソロ第二弾も彼としては手ごたえのある作品になって、これでより一層。そして、その勢いでワールド・ロック・ナウ向けのIDも児島さんがとってきて。」
児島「そうです。そして、最後にエアーキッスなんか入れてますけれども、あなたの日本のファンは40代以上の野郎ばっかりなんですけれどもって言おうと思ったんですけれども。」
渋谷「そんなことないよ。女性ファンもいっぱいいますよ。」
児島「そうですか。イギリスでは結構女性ファンが多いんですよ。イギリス人の女性は、ああいう野生的なタイプが好きな人が多いんですわ。」
渋谷「児島さん自身が日本人女性だからおわかりでしょうけれども、草食系男子が好きですからね。」
児島「私も基本的には草食系が好きなんですけれども。」
渋谷「なるほど。ではBe Still聞いていただこうと思います。」
渋谷「もう一曲聞いてください。Shockwave。」