音楽のおべんきょうφ(.. )メモメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

ザ・ハイヴス (The Hives) の「ザ・ブラック&ホワイト・アルバム(The Black And White Album)」 が1億7000万枚売れる理由

world rock now 20071109

 ザ・ハイヴスでYou Got it All... Wrong。

 

 3年以上のインターバルを持っていよいよ新作が発表されました。私はザ・ハイヴスというとどうしてもB級感というかコミックロック感がありまして、なんだかどこまでいくのかなぁこのバンドはみたいな、なんとなく限界性があるイメージを持っていたんですが、ところがティンバランドがプロデュースをしたりとか、ファレルもプロデュースを何曲がやったりして、やっぱりハイヴス最高ということでプロの間からやたら支持の高いバンドでございます。しかし世間的なイメージは相変わらずB級バンドということで、この温度差がどうなんだろうというところがこのバンドの魅力であり、僕なんかはまだ玄人の目線がないためが、なんでティンバランドとかファレルとかがこのバンドをいい、いいとそんなに言うのかなぁと、そういうような感想を持っているんですが、ライナーノーツを読むと、ホワイト・ストライプスからアークティック・モンキーズなどありとあらゆるバンドから尊敬され、誰もが競演を望み、彼ら自身のファンであるというようなことが書かれておりまして、私の中では落ち着きが悪いんですけれども、世間のそれだけの温度というのは認めざるをえないのかなぁと思ったりもします。ファレルがプロデュースしたナンバーがありまして、このナンバーはこのアルバムの中で異彩をはなっております。Tick Tick Boom。

 

 メンバー自身がライナーノーツで、このザ・ブラック&ホワイト・アルバムはすごく売れる。なぜならば、ビートルズのホワイトアルバムは1100万枚売った、メタリカのブラックアルバムは1600万枚売った、だとしたらこのアルバムは黒と白をかけて1億7000万枚売れると。まあ、こういうバンドですよね。

ザ・ナショナル (The National) に学ぶアメリカのインディーロックシーンの層の厚さ

world rock now 20071102

 もう結成して8年。いまやニューヨークで大注目のバンドですが、地道な演奏活動とすでにアルバムも何枚も出していますし、ライブ活動によって、もう評価が確定しているみたいな注目すべきバンド、ザ・ナショナル。このザ・ナショナルのアルバムを一生懸命選曲していたら、一曲目がシングルのFake Empire、二曲目もいいぞ、三曲目もこれはものすごいぞという感じでこれは14曲全曲かけなくてはとおもったら、三曲目以降は地味な曲が続いてるんでちょっと安心したというか、ガッカリしたというかそういう感じですけれども、二曲目を聞いていただきたいとおもいます。Mistaken for Strangers。

 

 非常に歌詞も文学的でございますし、半端じゃないですね、このクオリティーは。基本的にはアナログな音作りというか、アメリカのルーツミュージックかなんかのテイストを持ちつつ、そんなに変わったことをやっているわけではないですけれども、微妙なアンサンブルとメロディーラインにからむアレンジの巧妙さと音の密度。どれをとっても今のトップレベルといってよいようなバンドなんですね。いまさらアメリカのインディーロックシーンの層の厚さということは音楽関係者の誰もが言っていることですけれども、こういうようなバンドが出てきてこれが本格的なメジャー展開してゆくような現実を目の前にすると、いやすごいなぁという感じがします。Brainy。

 

 本当にレディオヘットとかR.E.M.クラスのバンドですよね。この音作りのクオリティーには驚いてしまいますよね。ライブもすごくいいらしいですし、このバンドのポイントはドラムで、このドラムによって非常に混沌とした音がある意味コンテンポラリーな背骨を持つというそういう構造があってそれのファンもニューヨークでは多いようです。まだ大学生対応という佇まいはあるにしても、このクオリティーは半端じゃない感じがします。Guest Room。

 

アンダーワールド (Underworld)に学ぶ4つ打ちは日本人にうける説

world rock now 20071019

 アンダーワールドでCrocodile 。

 

 アンダーワールドはイギリスのダンスミュージックシーンにおいて、ケミカル・ブラザーズとともにすごく日本で人気のあるバンドでございますけれども、日本人のどの琴線に触れるんですかね。4つ打ちものというのは日本人は非常に好きで、この二組が来日するとやたら人が入るというそういう構造がありますよね。さて、このアンダーワールド。Crocodileが先行シングルとして登場したときに、最近のニューレイブとは違うけれども、オーガニックに、ダンスミュージックとロックが合体しつつある今日的な状況に、アンダーワールドもそれなりに対応してきたのかなぁとちょっとだけ思ったんですが、アルバム全体を聞くとぜんぜんそんなことはなくて、アンダーワールドはアンダーワールドでありむしろ自分達独自の世界観を貫いて、非常にクールに自分達が今まで築き上げてきた世界をより洗練されたアンダーワールド世界を作っていくんだという創作姿勢はすごく潔いし、逆に雪崩を打ってオーガニックになっていくシーンの中にあってはむしろ新鮮であったりします。Boy, Boy, Boy。

 

 このアルバムにはメンバーによる曲目紹介がついておりまして、続いて聞いていただく曲はGood Morning Cockerelというナンバーなんですが、この曲のメンバーによる解説は「ジーンズが自分の肌からはちきれそうだよということをいいながら、だんだんちょっとメランコリックになっていく世界」をあらわしているそうです。ぜんぜん意味はわかりません。

 

メアリー・J・ブライジ(Mary Jane Blige)は客演すると曲をのっとってしまう説

world rock now 20070914

 ヒップホップソウルを代表するメアリー・J・ブライジ。彼女が客演すると曲をのっとってしまって、どんな曲でもメアリー・J・ブライジの曲になってしまうという、そういうものすごいパワーをもった女性ですが、50セントがメアリー・J・ブライジをヒューチャリングした曲です。All of Me。

 

 50セントはどこにいたんだという気がしないでもないですが、これはもうメアリー・J・ブライジに持っていかれたというよりもあげたという感じですね。

ライブで洋楽のバンドは音量があまり大きくなく、邦楽のバンドはやたら大きい説

world rock now 20070914

 洋楽のバンドはライブではあまり音が大きくないんですけれども、邦楽のバンドは音が大きい傾向がありまして、私はミュージシャンに会うとよく文句を言うんですけれども、やっぱり客にとって心地の好い音量が一番正しいと思っておりまして、どんなヘビーロックバンドも意外と洋楽の場合は音が大きくないんですよね。余談ですが、ライブアースというイベントがあってリンキン・パークとかいろいろ出て非常によかったんですが、そのイベントで一番音が大きかったのが倖田來未だったという謎の展開がありましたけれども、やっぱりそのバンドやアーティストのキャラに合った音量というのがいいんじゃないかなぁと思います。
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