world rock now 20081219
大貫憲章「UKに限らずアメリカもそうなんだけれども、メジャーレーベルから出発していないアーティストの方が断然多いじゃないですか。成功したらある程度メジャーに入っていくっていう形になると思うんだけれども、そういうバンドが一杯いるんだけれども、メジャーに行ってそこからどう展開していくのかということを期待するじゃないですか。けど、三枚目くらいになると「あれ、最近聞かないよね」みたくなって。」
渋谷陽一「多いね、そういうの。」
大貫「いつのまにか立ち消えみたいなのが。ハードロックの人たちってなんでしぶといのか分からないですけど。」
伊藤政則「ていうか、昔というか最近でも、ライブの場数を踏んでデビューのところに向かっていないから、結成してショーケースだけで契約するので曲作る訓練とかライブの訓練ができないうちに契約してしまって消耗しちゃうんじゃないの。」
大貫「まさにその通りで、話が横にそれちゃうかもしれないけど、洋楽の場合ライブの動員数は上がっているらしいんですよ。統計によると。でもCDのセールスはどんどん下がっている。ライブの本数も多くなっているし、来るアーティストの量も多いんだけれども、だから、ライブは微増しているのにCDが売れないっていうことはどういうことなの。ファンが増えているんだか減っているんだかわからない。イベントには行くんだけれども、そのアーティストの音楽まで突き詰めて聞こうっていうことが多分ないんだと。」