ラジオFMのメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

シマネジェットフェス、コロナ禍によって世界的になる

Kenrocks Nite - Ver. 2 20201121

 オレの田舎、島根県でシマネジェットフェスというのをやっていて、今年開催できないからどうしようかなと思っていたところ、早い段階でウェブはどうかなと考えていて、というのは、メンフィスの友達が3月くらいの段階でウェブでフェスをやっていたので、こういう手があるんだとそれを念頭に入れつつやってて、やっぱりウェブ開催になりました。島根のあのちっちゃい所で1000人が来るちっちゃい規模だったんですけれども、でも今回ウェブで開催することによって今9万人くらいが見てます。だからこのコロナのおかげでシマネジェットフェスが世界的になりました。だいたい外国人というと、東京、大阪、京都みたいな感じですけど、それに島根が加わりました。今回、コロナのおかげで知名度を上げる事が出来ました。


群馬にロックを広めたのはエアロスミス(Aerosmith)である説

Kenrocks Nite - Ver. 2 20200606

Katchin'「エアロって言ったら群馬だよね。」

大貫憲章「初来日した時に、何を血迷ったか、東京の武道館でやることが決まってるのに、なんで群馬でやるのと。」

Katchin'「一番最初に日本で行われたエアロスミスのライブは群馬なんですよね。」

大貫「いろいろなバンドが来日しまいしたけれども、群馬を降臨の地に選ぶとかありえませんからね。」

Katchin'「それから群馬はロックが盛んになって、BOOWYとか、BUCK-TICKとか出てきて、エアロスミスが降臨したからロックが盛んになってんですよ。」

大貫「じゃあ、当時のエアロスミスの担当者の野中規雄がやったことは偉かったんですね。クラッシュも担当しましたけれども。ご本人がご生誕されたのが群馬だったので、群馬でやりたいと。」

Katchin'「すごいですねぇ。他人の力を借りて錦を飾ると。」

大貫「一応、業界からはどうかなという意見はありましたよ。」

Katchin'「おかげで群馬のロックはすごく盛んになりましたからね。」

大貫「メンバーたちはわけわからないですから、東京じゃないな、ちょっと狭くね、みたいな感じだけれども、きっとリハーサル替わりといわれたんでしょうね。」

プライマル・スクリーム(Primal Scream)はニセモノっぽいから魅力的である説

Kenrocks Nite - Ver. 2 20190629 

大貫憲章「プライマル・スクリームのアルバムとしては1991年の「Screamadelica」に収録されていたLoaded。」



大貫「プライマル・スクリームのこれまでの歴史をまとめたといっても過言ではない「Maximum Rock 'n' Roll: The Singles」というシングル盤を収録した、いろいろなバージョンを集めてあるんですけれども、だから知っているものも知らないものもいろいろあると思いますけれども、網羅されているので結構聞きごたえもあるし、こんな曲もあったなあんな曲もあったなって思いだすし、しかも彼らはMaximum Rock 'n' Rollってつけるだけあって、本当にマキシマムなロックンロールなんだなと改めて感じました。」

Katchin'「最高ですね。私もプライマル・スクリームのアルバムはほとんど持っています。プライマル・スクリームって、Rocksみたいな本当にアメリカのロックっぽいのもあれば、打ち込みっぽいのもあって両方好きです。センスのいいイギリスのバンドだなぁって思います。」

大貫「オールマン・ブラザーズ・バンド(The Allman Brothers Band)とか本家は本家で良さがあるんだけれども」

Katchin'「逆にニセモノっぽいからプライマル・スクリームはいいんですよ。本物だったら別にそちらを聞けばいいんですよ。

大貫「そう。ビートルズも本物じゃないんですよ。そこが逆にいいんですよ。妙な白人感が。そこの所が分かってもらえないと、本物のブルースを聞いた方がいいよってなるんです。

Katchin'「それはもちろんブルースはブルースでいいんだけれども、それじゃないからこっちはいんだよ。」

大貫「はっきりいって、イギリスのロックはレッド・ツェッペリンとかみんなそうです。大きなポイントなんですよ。ニセモノではないけれども、借り物感があってそこに自分たちのオリジナリティーを出そうとしているところもいいんだよね。続いては、そのアメリカンルーツミュージックを求めたRocksとMovin' on Up。」



ボブ・ディラン(Bob Dylan)、アレンジしすぎてもはや何を歌っているのか分からない

Kenrocks Nite - Ver. 2 20190720 

大貫憲章「片桐さんが昔ディランを見たときに、すでにその時点でヨレてたって。」

Katchin'「25から30年位前の間、NHKホールでみましたけれども、何を歌っているのか全然わからなかったですね。Like a Rolling Stoneですらわかりませんでしたから。多分ギターのフレーズも違くて、ディランが一人で弾き語りのライブだったんですけれども、まったくわからないですね。知ってる曲一曲もないって思ったくらいです。いちおうアンコールくらいでLike a Rolling Stoneって言ったと思うんですよ。全然わかりませんでした。焦りました。アレンジしすぎみたいで。正直に言います。だからすごくつまらなかったです。」

D・J・フォンタナ(D. J. Fontana)に学ぶ、一番いいのはシンプルなものである説

Kenrocks Nite - Ver. 2 20190113  解説は大貫憲章氏です。

大貫憲章「2018年6月に87歳で亡くなったD・J・フォンタナ。この方はバックミュージシャンとして素晴らしい方です。特にエルヴィス・プレスリー (Elvis Presley)ですね。エルヴィスの全盛期、1950年代はほぼ彼がドラムを叩いていました。この時代のエルビスの逸話はいっぱいありますけれども、50テイクくらいとったとか。とにかくきちんとやらないと気が済まないということで、付き合わされる方はたまったものじゃありませんよね。ご本人は生前このように言っているそうです。「一番いいのはシンプルなんだよ。それを俺は学んだね。下手に余計なものを混ぜるとろくなことが起こらない。工夫しないことが工夫だ。」と。」

Katchin'「ラ★バンバ(La Bamba)とかの映画を見ても、リッチー・ヴァレンス(Ritchie Valens)がレコーディング中に勝手に歌詞を変えたりして、それはやめろみたいなことをよく注意をされていましたね。」

大貫「そういう変なテイクはやめよう。決められた通りに行こうみたいな。監獄ロック。」


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