音楽のおべんきょうφ(.. )メモメモ

NHK-FMWorld Rock Nowでの渋谷陽一氏の解説で面白かったものをメモしてゆきます。

ラモーンズ(Ramones)のドラムは難しい説

Kenrocks Nite - Ver. 2 20171119  解説はKatchin'氏です。

Katchin'「ドイツのバンドディートーテンホーゼン(Die Toten Hosen)がジョーイ・ラモーン(Joey Ramone)とデュエットみたいな形でやっているバージョンのBlitzkrieg Bop。」



Katchin'「ディートーテンホーゼンがパンクをリスペクトして、いろいろなオリジナルの人を呼んで一緒にやるという企画ものですけれども、このBlitzkrieg Bopは秀逸なんですよ。ちょっとしたフレーズなんかを足したりしながらも、オリジナルは損なわない。それでいて、何がやぱり大事かというと、シンバル、ハイハットをちゃんとラモーンズのように叩いているんですね。これがなかなかできないんですよ。」

大貫憲章「ラモーンズは、ドラムが簡単そうで簡単やないってよく言っていますよね。」

Katchin'「実はすごい難しいんですね。」

ハノイ・ロックス(HANOI ROCKS)の悲劇

Kenrocks Nite - Ver. 2 20171019  解説は大貫憲章氏です。

 モトリー・クルー (Motley Crue) の「Theatre Of Pain」からHome Sweet Home。



 このアルバムは1985年に三枚目のアルバムとしてリリースされて、結構ヒットしたんですよ。全米6位だったかな。この頃はロックバンドのアルバムがいっぱい出ていて、トップテンにはいるのも珍しくなかったので、今と比べると隔世の感がありますけれども、他にもSmokin' In The Boys Roomとかも入っています。実は、このアルバムが出る前の1984年12月に、ヴィンス・ニール(Vince Neil)というボーカルが、飲酒運転で車を暴走させて事故を起こしたんですよ。たまたま一緒に車に乗っていたのが、ハノイ・ロックスのドラムのラズ。ラズだけ亡くなって、ヴィンス・ニールは生還しちゃったんですけれども、ハノイ・ロックスはこれまでイギリスで活動していたのをアメリカで活動するよということで、たまたまアメリカに行ってそこで事故に会っちゃったので、結局ドラムがいなくなっちゃったのでできなくなってしまいました。それで解散になっていまいました。たから、このアルバムを出して、これはラズに捧げられたということなんです。そのハノイ・ロックスなんですけれども、「Two Steps From The Move」からDon't You Ever Leave Me。



 ハノイ・ロックスは出身がアメリカイギリスではないというところがユニークですよね。フィンランドという。北欧というとメタルとかネオアコとかいろいろありますけれども、この人達はロックンロールバンドですからね。それがイギリスで評価されて、それを足掛かりにしてアメリカへということだったんですけれども、アメリカへ出かけたときにこういう事故にあってしまいました。話は前後になりますけれども、1983年くらいにCBSと契約して、ボブ・エズリン(Bob Ezrin)というアリス・クーパー(Alice Cooper)とかをやっていたプロデューサをつけて、1984年に「Two Steps From The Move」のレコーディングの準備に入るんですけれども、アルバムが完成してこれからというとこに事故もあったりするんですけれども、アルバムを作ったのはいいんですけれども、意外とシングル用の曲がないねっていうことになって、後になってじゃあということで、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(Creedence Clearwater Revival)のUp Around the Bendを追加収録してシングルにしようということで、当時MTVがあったのでじゃあビデオにもお金をかけようよということで、当時のフィンランドでは考えられないほどの資金を投入したということです。それでやったら、この曲はヒットして人気急上昇ということで、だから1984年11月にDon't You Ever Leave Meも発売になったんですけれども、さらに盛り上がってこれから来年っていうときの矢先ですからね。事故は。ヴィンス・ニールの家でこれから先を祝おうぜっていうことでやっちゃったんでしょうけれども、今更言ったところでしょうがないですよね。

パンクスはレゲエ好きでメタラーはレゲエが好きじゃない説

Kenrocks Nite - Ver. 2 20171005  解説は大貫憲章氏です。

大貫憲章「イギリスの人たちって本当に黒人音楽とかルーツミュージックを研究します。好きだよね。そういう国民性なんだろうね。それからパンクなのにレゲエ好きな人も結構いますよね。アメリカ人もそうなんだけどさ。メタルはよくパンクと比較されるけど、メタルにはレゲエ好きなというか、レゲエをやってるバンドってほとんど聞いたことないよね。伊藤政則さんもレゲエは好きじゃないって。」

Katchin'「やっぱり、アティチュードが違うんでしょ。パンクとレゲエはアティチュードが似てるじゃないですか。」

大貫「たしかにそれはあるのかもしれない。不思議です。」

中古アナログレコードのサウンドについて

Kenrocks Nite - Ver. 2 20170928  解説はKatchin'氏です。

1、RCAレコードの音はいい説

Katchin'「RCAのプロダクションは本当に最高なんですよ。音がいいんですよ。60年代のRCAは最高なんですよ。」

大貫憲章「ダメなところもあるんですか。」

Katchin'「ありますよ。たくさん。インディー系とか。モータウンはかなり音がいいですね。お金のあるレーベルはやっぱりしっかりしているんですよ。多分、エンジニアとか演奏している人にもちゃんといいギャラを払ってるんだろうなと。やっぱり、金もらわないとやる気ってでないじゃん。それが演奏にもちゃんと反映されて、レコードにも反映されると。」

大貫「バックのミュージシャンもちゃんとね。1人3000円とか言われたらショックだもんね。50000円だよって言われたら、やる気もでますね。」

2、中古アナログレコードの状態の表記

Katchin'「レコードは一番上がMなんです。Mはミントです。ミントは新品という意味です。その下がNM。ニアミント。新品に近いけど中古ですみたいな感じです。このニアミントにマイナスがついたりとか。NMにプラスはつかないんですけれども、NM-はあります。その下がEX。エクセレント。これもマイナスとプラスがあります。その下がVG+。」

大貫「VG+はよく見ますね。俺なんかはそのレベルのものしか買えませんよ。」

Katchin'「VGはもう普通です。下手すると音が悪いです。」

大貫「じゃあダメなのはなんて書いてあるの。」

Katchin'「Fです。フェアー。」

大貫「フェアーはよいんじゃないんですか。」

Katchin'「フェアーはダメなんだすね。しかも、これは人によっていろいろ違うかもしれませんが、Fの前がPなんですよ。プアー。その上がGです。グッド。グッドは運がいいと、これはVG行けるんじゃないかみたいな。」

大貫「なんか詐欺みたいな商法ですね。」

Katchin'「ほんとその辺は、レコード屋の匙加減だから。しょうがない。」

10ccはいかにサウンドにこだわっていたのか

Kenrocks Nite - Ver. 2 20170518  解説は大貫憲章氏です。

10ccでGood Morning Judge。



NAOKI「この時代(1977年)にはまだデジタルはないじゃないですか。生演奏、まあオーバー・ダビングも含めて、でも生演奏の楽器だけでやっているのに、ドラムにも他の楽器のかぶりがない音という感じで、スネアの音もちょっと打ち込みっぽかったりとか、すごい細部まで考えてレコーディングやっている感じがするよね。」

KUMI「するね。」

Katchin'「多分、この時代はみんなスネアがあまり響かないような音が流行ってきていたんです。パンクのスネアもそうなっていたんです。」

大貫憲章「じゃあ、その頃の流行りの音なのね。」

NAOKI「ミュートをするんですね。ガムテープとかをスネアに張ったりしてね。響かずザっと音が切れるように。1980年代くらいになると、オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)のCrazy Trainとかあそこらへんもペタっというスネアの音だったりとか、時期によってありますよね。100ccのこの曲はもうちょっと前ですけれども。」

大貫「俺はそういうのは全然分からないですけれども、プロデューサーによってバンドが劇的に変化するということもあるじゃないですか。例えば、ジャック・ダグラス(Jack Douglas)というエアロスミス(Aerosmith)とかをやった方がいますよね。あの人がやったアルバムとその前のアルバムだとサウンドが違いますよね。全体的な力感とか奥行きとかが。」

NAOKI「ありますね。」

大貫「プロデューサーが技を使うんでしょうけれども、俺はどういう技を使っているかは分からないけれども、ただ漠然と音がよくなっているなぁ、かっこいいなぁ、立体的になっているなぁと思うだけですけれども、そこをさらに。」

NAOKI「エンジニアによって変わるよね。」

KUMI「変わるね。」

大貫「ボブ・エズリン(Bob Ezrin)とか。アリス・クーパー(Alice Cooper)の新しいアルバムはボブ・エズリンがまたやっているんですけれども。」

NAOKI「エアロスミスも後期に入ってくるとブルース・フェアバーン(Bruce Fairbairn)とかちょっとハードロック系な人がやるんですけれども、急にジョー・ペリー(Joe Perry)の音の強弱がなくなるんです。マイクの拾い方だとか。」

大貫「そうなんですか。気にするんじゃなくて、聞いたときにそう分かっちゃうの?」

NAOKI「あれ、音変わったなと思って、クレジットをみると。」

大貫「片桐さんはそういうこと気にして聞きます?」

Katchin'「1989年のラモーンズ(Ramones)の「Brain Drain」でビル・ラズウェル(Bill Laswell)にプロデューサーが変わった時、全然音が変わったじゃないですか。めっちゃメタルっぽくなりましたよ。ディー・ディー・ラモーン(Dee Dee Ramone)が抜けた時のアルバムでビル・ラズウェルになったんですよ。しかも、1981年の「Pleasant Dreams」の時は、グレアム・グールドマン(Graham Gouldman)がプロデュースをやたんですよ。」

大貫「それは知ってる。グレアム・グールドマンは。フィル・スペクター(Phil Spector)はやってないの。」

Katchin'「それは前の「End of the Century」です。」

大貫「それは俺も分かったんだけども、ビル・ラズウェルってヒップホップ的な人だったよね。」

Katchin'「まあ、そういうこともありますが、割とその時代の新しい音楽をやっていた人だと思います。」

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